2006年4月の話です。
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当時。
長男坊、小学6年生。
次男坊、小学1年生。
僕はまだ、30代前半でした。
夜になっても。
午後9時を過ぎても。
いつまでも寝ようとせずに、遊び続ける兄弟。
そんな中で。
次男坊にそっと手紙を渡し、家を出ました。
もう、14年も前に書いた手紙なので。
文章の全てを覚えてはいませんが。
大体、こんな感じ。
お父さんである事に疲れました。
かってな事だとは分かってるけど、もうどうしようもないです。
しょうがないでは済まされないでしょうけど、もう無理です。
かわいいだけでは子どもを育てられない事を痛感してます。
つらい気持ちが先行してしまいました。
てきとうに笑って、気持ちを誤魔化して、それももう限界。
くるしいです。
ルール違反である事は承知してますが、よろしくお願いします。
とりあえず、コンビニへ。
適当にお菓子を買い込みます。
適当な時間になったら、大事になる前に帰宅。
扉を開けるとイチゴが、ホッとした表情で近づいてきました。
イチゴ:「まぁ、入りや」
幽鬼:「あぁ、そうやな」
家を出る時、あれだけ騒いでいた子ども達。
この時は大人しく布団に入っていました。
イチゴ:「疲れたん?」
幽鬼:「あ~っと・・・・」
イチゴ:「どうしたいの?」
幽鬼:「どうしたいって・・・・」
イチゴ:「この手紙やけど・・・・」
幽鬼:「あぁ、ちょっとお腹が空いたから、お菓子を買ってこようと思って」
お
か
し
か
つ
て
く
ル
イチゴ:「うわぁ~!何それ!メッチャ腹立つ!!!」
手紙をぐちゃぐちゃにして、ゴミ箱に投げ捨てて。
投げ入れたばかりの手紙をすぐに出して、広げ直して。
イチゴ:「ちょっとアンタら、こっち来てみ!」
せっかく寝かし付けた子どもたちを呼ぶイチゴ。
イチゴ:「これ!おかしかってくるって!あんたらどう思う!?」
布団から出てきた子ども達。
手紙の縦読みを知って、大笑い・・・・とはいかず、苦笑い。
4月1日の置手紙。
エイプリルフールが大成功した年でした。