ブリーディング・ラブ はじまりの旅

『トレインスポッティング』シリーズなどのユアン・マクレガーと

彼の実娘であるクララ・マクレガーが親子として共演したドラマです。

 

長年疎遠だった父と娘が関係修復のための旅を共にする中で、

ぶつかり合いながらも互いが抱える問題と向き合う。



親子について、いろいろと考えさせられました。

実は、俺も、登場人物たちと似た境遇のところもあり、

とても他人事とは思えないで見ていました。
 

親の不仲は、子供の人生に大きな影響を与えることがあります。

離婚とかなれば、もちろん片親と暮らすことになります。

経済的な問題に直面することだってあるでしょう。
 

一言では言い尽くせないほど、あらゆる問題がありますが、

一番影響があるのは、やっぱりメンタル的なものかもしれません。

 

自分は愛されていないのではないか?

捨てられてしまうのではないか?

友達と比べて劣等感を覚えることだってあるでしょう。
 

そんなこんなで、少しずつ道を外れて、悪い連れと絡んだり、

手を出してはいけないものをやってしまったり、

そうやって人間という生き物は落ちて行くのです。

 

本当に弱いです、人間は。
 

そんな落ちた人間を救うのは、やっぱり、親の愛です。

失ったもので、埋め合わせるしかないのです。

 

そういうものです。

そんなことを改めて感じた作品でした。


 

長い間疎遠だった娘のある出来事をきっかけに、

父は彼女をニューメキシコ州へと向かう旅に連れ出す。

関係を修復したくても、どうすれば溝を埋められるのかわからない。

 

娘は父との美しい過去を思い出しながらも、

自分を捨てた父を許すことができずに反発してしまう。

目的地が近づくなか、父娘はお互いが抱える問題と向き合うことになり・・・。
こんなお話です。


出演は、クララ・マクレガー、ユアン・マクレガー、キム・ジマー、

デヴィン・マクダウェル、サッシャ・アレクサンダー、

ジェイク・ウィアリー、ヴェラ・ブルダー等。


実の親子の共演でした。

そして、実際にこの親子は仲が決して良くなかったそうです。

映画での共演を通じて、二人の仲にかけがえのないものが芽生えたらいいですね。
 

最後の最後は、家族です。

安心して戻れる場所なのです。


MY評価: ☆4 (☆5で満点)