多分、涙が3リットルは出たのではないかと思うくらい泣いた。オエツ状態で。
この映画については、感想を述べるのもオコガマシイ。
横田めぐみさんのご両親をはじめとした拉致被害者の家族の長い長い戦いが良く理解できる。
我々はその活動のほんの一部をテレビで見てただけ。
当事者にとっては、ゴールの見えない果てしない戦いだ。
それにしても、政府も政治家も役所も長い間、怠慢してきた。
振り返ると、選挙で勝つため、支持率を上げるために、ここ数年「拉致」を利用したとも言える。
政府・政治家は最後まで、責任をもって被害者家族が納得できるような解決を目指して欲しい。
あと、自分への反省だが、無茶苦茶記憶が風化している。
数年前の出来事ですら、とても懐かしい映像として見てしまった。
映画「ユナイテッド93」を見た時も、「ワールドトレードセンター」を見た時も、
「9.11」の記憶を思い起こさせてくれた。
やはり、ドキュメンタリー映画は、真実を風化させないためにも、是非見ておきたいものだ。
あともう一つ思ったのが、この映画は日本人が作ったものではないのが残念だった。
もちろん、外国人の視点から見た日本を描いた映画は、目の付けどころがとても面白い。
ただ、この拉致事件に関しては、まずは日本人がもっと率先してもっともっと真剣に考えて
行かなければならないと思う。

評価なし