ヘレン・ミレン主演の戦争映画ですが、単なる戦争映画ではなく、内容はかなり緊迫したサスペンスドラマです。
当初は単なる監視任務だったのが、事態が急転して攻撃任務に変更された後、さらに、不測の事態が発生して、攻撃の是非について議論が紛糾していきます。
気楽な監視任務から一気に最前線に直面することになり苦悩するドローンパイロット、国家としての立場や保身から右往左往する政治家、法的根拠から正当性を判断し主張する官僚、任務遂行のために現場状況を判断しながら政府上層部と交渉するタフな指揮官とそれをサポートする軍高官。
それぞれの立場で必死に議論を戦わせる様子は目が離せません。結末は不条理なものですが、戦争の現実を垣間見せてくれる作品だとおもいます。
最後のシーンで、アラン・リックマン演じる将軍(これが遺作のようです)が女性政治家に語る言葉が重たいです。
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