【心と体のメンテナンス50代後編】
その年も暑い夏でした。放射線治療の為、短時間ですが毎日病院に通う日々が始まり、少しづつ仕事も再開していきました。
そんな中、立て続けに夫と息子それぞれが入院手術が必要な病気を発症。仕事もようやく再開したばかりで休むわけにもいかず
命に関わる病名ではなかったものの、病み上がりの身で仕事をしながら、自分と夫そして息子のための病院通いが始まりました。
そこに別の息子の鬱発症や、末息子が不登校になる、なども重なり病後とは思えない生活が余儀なくされ。
休んでる暇もなく、不安になったり、ましてや落ち込んだりしてる暇なんて全くなく。
おかげで、仕事とプライベートと心と体の切り替えがかなり上手になった時期でした。
気が付けば自分が癌だった事など、どこかに追いやられ。
さらに、数年前から病を患っていた母の体調が悪化。あっという間に要介護5の認定を受けるに至り、その後しばらくしてコロナ禍の中、母を見送る事に。
半年後、落ち着く間もなく夫に大動脈瘤がみつかり、破裂する危険があるとのことで入院して人工血管に取り替える手術。
そこそこ大きな手術でした。
それも無事終わり、ようやく退院した翌日、自身の人間ドックでちょっとした異常が見つかりました
あらゆる検査をして消去法で得た結果。原因も治療法もない、でもとりあえず今すぐ命にはかかわらない。
いわゆる難病指定の疾病がみつかり。とりあえずしばらくは病院通いが決定。
この時に「骨髄穿刺」という普通はあまりやることの無いだろう検査も経験。結果が出るまでは久しぶりにドキドキしました。
もう落ち着くはずじゃなかったのかな?と再度自分自身を占ってみたところ、確かに緩やかに上向きながら、未だ数年はかなりの荒れ模様でありました。