中野の「中野屋」は「かさい」に匹敵 | 印南敦史の、おもに立ち食いそば

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立ち食いそばを中心とした食日記。

お昼に中野で打ち合わせ。










となれば、終了後は立ち食いそばですよ。
で、中野で立ち食いそばといえば、北口の「かさい」に決まっている(おいしいよ)。










のだが、










もう一軒、気になっていた店があったから、きょうはそこへ行ってみた。





















中野屋。










もう少し、名前にヒネリはほしい。










とはいえここも、ナニゲに有名なお店らしいんですよね。
昼はそば屋、夜は飲み屋の二毛作と聞いている。










店内には、「店長」と呼ばれるおじさんと、「店長は財布を変えてから運気が上昇したのよ!」と力説するおばさん(もとい、女子)。










わかめたまごそばをオーダー。





















見た目はいたって普通。









でも、「普通」ってのが、いちばん難しいんだぞ。
その証拠に、




















麺はそれなりに(いわば立ち食いそばレベルで)コシがあり、つゆも、甘すぎず、からすぎず。
つまり、バランスがよい。

イケてない立ち食いそば屋だろうと思っていたので(失礼だ!)、ちょっと意外。










しかも、カウンターにはおろした生姜が常備されている。





















おろし生姜といえば北口「かさい」の定番なのだが、中野では立ち食いそばにおろし生姜は「当然のこと」なのか?





たっぷり入れたら、からだがポカポカしてきたよ。










ともあれ、ここ、










いいかも!










これからはアレだな、北口でそばを食べるときは「かさい」かブロードウェイ地下の「デイリーチコ」、で、南口ならここだな。










なお、店長は非常に無愛想なのだが(全然かまわないけど)、常連さんと競馬の話をしているときはニコニコしていて、その笑顔がやけにカワイイのでした。





しかも競馬の話で盛り上がるだけでなく、やることはやっている。










たとえばこれだよ。























どうです?










次々と訪れる客にキビキビと対応すべく、そばを入れたどんぶりを並べているのだ。










これを職人芸と呼ばずして、なんと呼ぼう?










……いや、職人芸……ではないと思うんですけどね。
でも、こういう合理性は大切。





プロ根性ですよ。