神保町の書泉グランデ・書泉ブックマート、秋葉原の書泉ブックタワーにて、毎年恒例のコミックマーケットカタログを、19日より販売しております。価格は税込2400円。ROM版は26日(土)に発売予定です。毎年、開催時期が近くなりますとお問い合わせが多くなります。お早目のご購入をお薦めいたします。通販も承っておりますので、どうぞお気軽にお電話ください。



書泉のホームページは、こちらからどうぞ。


http://www.shosen.co.jp/



激熱の3連休、ご来店ありがとうございます。関東は梅雨明けもしたとのことで、雨の心配をせずに、お買い物を楽しんでいただければ幸いです。ここ数日は、小学館の「ブラックラグーン」と講談社の「さよなら絶望先生」の新刊が、すごい勢いで売れてますよ。通常版に先駆けての、「Pluto豪華版」「ケロロ軍曹特装版」も、絶賛発売中です!



本日の紹介は、「赤い雪」。残念ながら、勝又先生は去年お亡くなりになりましたが、その作品は形となって、しっかりと残っております。









この作品は2005年11月に刊行されたもので、当初から比較的動きが良かったです。それから次第に、様々な書評などでとりあげられることが多く、今でも多くの書店さんで動きの良い作品と聞いております。



絵の雰囲気や、物語を包み込む方言が、とても優しい。人を罵るシーンでも、ゆとりを感じることができる。土着的なエッセンスを漂わせながら、日本人固有の感情とでもいえる何かを与えてくれる作品だと思います。妖怪も動物も、みんな言葉をしゃべります。それだけが理由ではないけれど、大人向けの「まんが日本昔ばなし」という表現がピッタリな気がしました。



中高年の方に一番お薦めかもしれません。短編集ですが、それぞれの作品のテーマは、なかなか神秘的です。タイトル作の「赤い雪」、赤い雪って何だろう・・・読めばわかります。これもまた、神秘的。