8月28日、赤平フットパスに参加させていただきました。
ガイドさんの説明を聞きながら、炭鉱遺産を巡ってお散歩。
天気も良く、8月も終わりですが暑い1日でした。

JR赤平駅からスタート。
昔ながらのお店や炭鉱住宅の並ぶ町並みを歩いて行きます。

当時から使われている炭鉱住宅街。壁には建てられた年号が書いてあるものもありました

こちらは今も続く酒屋さん。鉱員さん達が仕事帰りによく立寄ったそうです。

昔はもっともっとたくさんの炭鉱住宅があったそうですが、今は取り壊され空き地になっている所も多いそうです。
元炭鉱マンでもあるガイド三上さんのお話はとてもリアルで、当時の情景が思い浮かぶようでした。

空知川の川岸に、石炭の露出している地層「露頭炭」の観察できる場所があります。
が、このときは草木が生い茂っていてあまりよく見えず…ちょっと残念です＞＜

赤平小学校。
校舎の一部を炭鉱資料館として使用しているようです。
今回は見れなかったので次の機会にまた訪れてみたいと思いました。

そして、この日のメインでもある赤平炭鉱の立坑へ。
外観は撮影したことがあるのですが、内部へ入るのは初めて！

内部に広がる巨大な空間に圧倒されました。
線路もまだ綺麗に残っています。

とても大きな巻上機。滑車につながるロープは無くなっていました。

ここまででフットパスのメニューは終了でしたが、
解散後、希望者は午後から再び立坑などの見学をさせていただけるということで
もちろん参加させていただきました！

昼食をとった後、そのまま立坑へ集合。

屋上への階段を登ってゆきます。
経年で多少錆びてはいますが、しっかり管理されているのでまだまだ強度はしっかりしています。

登りきったところから、立坑の真下を覗く。かなり高いです！

そして屋上へ。
赤平の町並みを一望できる、とても良い眺めでした！
青空の下の立坑櫓、凛とした存在感。

帰り道、階段を降りようとしたところでスタッフさんがアライグマ(?)を発見！
隠れようとしていたのだろうけど、隠れきれていません！
そのまま降りてきてしまったのですが、この後どうなったのか心配です…

立坑を出た後は、自走枠工場を見学。
石炭採掘に実際に使っていた機械を見せていただきました。
仮設線路に乗ってる機械を前進後進、バケットガッタ～～ンと手慣れた様子で扱う
ガイドさんが格好良かったです。

なにやらレトロな画面のついた装置。
画面には坑内の様子など映し出されていたのでしょうか？

最後は薮を歩いて、坑口へ。
歩いて行く途中にもコンクリートの基礎や小さな煙突のような遺構がたくさん残っていて、
とても広い範囲にわたって施設があったのだなと感じました。

普段炭鉱遺産巡りをしていますが、こうして実際に関わっていた方達の声を聞くことによって、
目の前の遺構がより深く見えてくると思いました。
ほぼ一日にわたってガイドをしてくれた三上さんには、本当に感謝！
スタッフの方々も良い人達ばかりで、とても楽しかったです。
一緒に歩いた皆さんもおつかれさまでした。
是非また参加させていただきたいです。

赤平フットパスは、次回9月25日(日)にも開催されますので、興味ある方は是非！
http://www.3city.soratan.com/sorachi/192-akabirapurapura.html

photo by tak FUU