ファッションの世界では毎シーズン、

何かしらのトレンドアイテムが取り上げられる。
今年の夏で言えばポロシャツ。
数多くのブランドが挙って、

独自のポロシャツをリリースしているのはそのせいだろうか。
例年になく色々なポロシャツを見かける。


以前に、多くのブランドからリリースされる服は

"応用"の服であると述べた。
ポロシャツに対しても同じことが言えると思う。
デザイン過剰のモノが横行している。
例えば、素材をスウェットにしたモノや、

袖を七分にしたモノ、

ボタンをたくさんつけたモノなどなど。
トレンドに則ったデザイン。
こうした一時的な時代の流れに乗った

デザインはいずれ廃れると思う。


それを証明する一つの逸話が。


基本的に現在、定番モノとして挙げられるポロシャツは、

ラコステやフレッドペリー、

ラルフローレンといったブランドのモノだ。


その定番と呼ばれているラルフローレンのポロシャツは、

当初はラコステよりも襟が小さいデザインだった。
そして、これはラコステに飽きた人たちの間で一時期、大流行した。
しかし、それは直ぐに廃れ、

結局はラコステと同じデザインに修正され現在に至っているのだ。
その間、ラコステはと言うとデザインを変更することはほとんどなく、

今もデビュー当初の形を維持し

支持され続けている。


こうした歴史は

ポロシャツそのものを語っているといっても大げさではない。
結局、今から約80年前にラコステから生まれた

ポロシャツを越えるモノは現れていないのだ。

生まれた時から、完全無欠であったと言っても過言ではない。


こうした歴史的な側面から見ると、

やはりデザイン過多なポロシャツは

自分の中では選択肢に入らない。

選ぶとすれば、

ラコステのような定番のモノか、

もしくはそれに似ているデザインのモノかである。
定番と言われるポロシャツのデザインは至ってシンプル。


①前ボタンが2個から3個
②セットインスリーブ


これだけ。


ちなみに何故、セットインスリーブなのか?
怒り肩であれ撫で肩であれ、

セットインであれば、

ある程度はそういった点をカバーでき、

男らしい肩線を形成できるから。
ポロシャツはそれ一枚で着れてしまうので、

体のラインがハッキリしてしまうという背景がある。
ラグラン袖のモノを着たら、

撫で肩の人はより一層撫で方に見えてしまう。

自分が選んだのはThe Viridi-anneのポロシャツ。

写真のがそれである。
どちらの条件も備えつつ、

ドメスティックブランドらしい個性が表れている。
シルエットなんかが特に。

ラコステ等のポロシャツは発祥が外国であるために、

サイズが大きくなってしまう。
肩のラインであったり、

自分の腕の太さといったものを

より貧弱に見せてしまうのだ。
これであれば、そういった面で悩まされることはない。


ドメスティックの服は基本的に

どれも日本人の体型に合わせて作られているので安心できる。

ヴィリディアンのポロシャツは作り、

価格とも自分の理想に近かったので迷わず購入した。
ただ、今シーズン購入したポロシャツの中には

デザイン先行のモノに手を出して失敗したのもある。

それは後日、また。


自分にとって妄想というと

気持ち悪いという言葉が連想される。

"中途半端"

な妄想に限ってだけど。
どこかリアリティーの感じられるものには

時として薄気味悪いものを感じてしまうのだ。
けど、あまりにも非現実的で

ぶっ飛んだ妄想に関しては別。
自分の頭では思いもつかないような妄想は新鮮であり、

良い意味で脳を刺激してくれる。
だから僕はこうした要素の詰まっているものが好きだ。


イン・ザ・プールという作品は正にそういった類の作品。


まず、設定がめちゃくちゃだ。
持続性勃起性症候群の患者や

プールが大好きな患者。
そして、それらの病気を治してしまう医者と。


設定がめちゃくちゃな上に加えて、

人間同士のやりとりもめちゃくちゃ。
治療とは名ばかりの荒治療により

病気が治るまでの過程は笑いの連続だ。
やりとりと隅々に三木聡監督の笑いの要素が込められていて

それもまた、笑いを誘った。


妄想は勢いを弱めることを知らない。
強迫性患者が頭の中で描く妄想のぶっ飛んでいること。
よくもまあ、

こんなにネガティヴスパイラルを描けるなと、

感心すらしてしまった。
こうした妄想ワールドが続く120分は思っていた以上に早かったし、

思いの他、笑い続けてしまった。


ラストに田辺誠一がプールにダイブするシーンで

全てをクールダウン。


ここ最近、カーゴパンツにもシルエットが求められている。
ここでいうシルエットとはタイトさのこと。


日本といういう国はどういう訳か、

一人が右を向いたらみんなが一斉に同じ方向に走る習性がある。
自分にも同じことが言えるので、

これを批判できる立場ではないのだけど。


先に述べたタイトな流れに関しても同じことが言える。
タイトなカーゴパンツが着る人を魅了するや否や、

こぞって様々なブランドから同じようなモノがリリースされた。
この流れ自体に不満は何もない。
ファッションにだって商業的な事情はあるから。


ただ、シルエットばかりを追求する流れには疑問を感じる。
服の基本は”着る”であって”見る”ではないと

個人的には思うから。
シルエットが美しくても着心地が良くなかったら本末転倒だ。


確かにシルエットも重要。
日本人は欧米に比べれば

胴長短足な体型の人が多いことは事実。
その欠点をカバーする為に見せ方、

いわゆるシルエットが果たしてくれる役割は大きい。
だからこそ、カーゴパンツにもフレアといった足を細く、

そして長く見せれるような裁断が取り入れられたし、

受け入れてもらえたのだと思う。


ただ、問題点も個人的には感じていてそれは上で述べた通り。
なので、自分としてはそういった問題をクリアしているパンツが欲しかった。

そんな中で探し当てたのが上の写真のもの。


堀江のliptionalで購入。


10件ほどのお店を回り、

色々なカーゴパンツを見てきた。
その中でこれを選んだ決定的要因は

膝部分に付属しているストラップ。
このストラップの調整でシルエットを自在に変えられるのだ。
タイトで足を長く見せるようなスタイルから、

スタンダードなカーゴパンツでの見せ方。
またシルエット同様に着心地も調節でき、

思わず財布の紐が緩んでしまった。


デザインに関しても軍モノ色が除かれていて申し分なしといったところ。