伏見稲荷は
私自身が
私だけの伏見稲荷ガイドが出来るように
真髄を知りたいと思ったから
通いつめることになったけど
豊川稲荷にまで
通いつめることになるとは
この時は予想もしてなかった。
豊川稲荷は
檀家さんならよくご存知で詳しいから
私だけしか知らない、なんてことは
無いだろう、と思ったんだよ。
豊川稲荷は
毎月ご祈祷受けに行かなきゃ
いけない気がする…
と思ったことが始まりだった。
何かを知りたいと思って
通ったわけじゃなかったんだ。
ただ、毎月来い
来る度に祈祷料を上げろ
と言われた気がして
毎月1000円ずつ
ご祈祷料を上げていった。
交通費だけでも
そこそこ必要なのに…笑
でもさ、
ご祈祷を受けると(4000円以上なら)
点心という
めちゃめちゃ美味しいご飯を
振舞ってくださるんだよね。
私、
どうしてもそれが食べたくて
仕方なかったんだ。
どんだけ食いしん坊なのかっつーの。
でもマジで美味いの。
たまらんよ。
どうやったらこんなに美味しく作れるのか
不思議で不思議で仕方ない。
金銭面ではキツいと思ったし
それが辛かったし怖かったけど
点心を食べられる口実になったことは
救いだった。笑
こうして
点心目当てな私だったので
まさか伏見稲荷のように
色々教えてもらえるなんて
夢にも思っていなかったんだけど
行くたびにお狐様が私に話しかけてくるの。
「吒枳尼眞天様の真髄を理解し
心からお仕えしろ。」
ってね。
初めて豊川稲荷に訪れた時に
一目惚れした狛狐さんがいて
その前に立って
「なんかわかんないけど
来いって言われたから来たよ」
と言ったら
開口一番、
「腑抜けた顔をするな！
吒枳尼眞天様にお仕えする以上
そのような心構えでは困る！」
って怒られたんよ。
いやいやいやいや
待て待て待て待て
来い言われたから来ただけで
誉めてもらえるならまだしも
怒られるって何？！
てか
お仕えしてるつもり
ないんですけドゥー！！！
って思った。
でも、
ものすごい勢いで怒られるから
「はい…すみません…(´・ω・｀)」
って謝ってしまう。
境内を歩きながら
私なんで怒られてんだろ(´・ω・｀)
と凹むんだけどさ、
お狐様たちが
色んなことを教えてくれるもんだから
嬉しくて楽しくなってきちゃって
帰る頃には
ああ楽しかったぁ( *´꒳`*)
来て良かったぁ( *´꒳`*)
ってなってた。
ちょっと変わったポーズの狛狐さんが
いるんだけど
なんでそのポーズなのか、とかね、
そういうことも教えてくれたの。
もちろん伏見稲荷同様
1回では教えてくれなかった。
通うたびに
ひとつずつ教えてくれた。
伏見稲荷は14時には
お山を降りる支度をしなさい
と言われたけれど
豊川稲荷は16時だった。
16時が近くなると
奥からゾゾゾゾ…と
何かが来る気配がするの。
ダメだ。
出なきゃダメだ。
って
体が反応した。
初めて豊川稲荷に行った時の夜に感じた
あの生き物と、それと同類のもの達が
16時になると出て来る
って
体がわかった。
そんな怖いことだけじゃなくて
楽しいことももちろん教えてくれた。
ここに行けば
打出の小槌で頭をコンコンしてくれる、
とかね( *´꒳`*)
ものすごく神聖なお不動さんもおられるから
そこも大好き。
そして最後の日に
いつも怒られるばかりのお狐様から
「よく頑張った。
これでお前も
立派な狐の一員だ。
我らの代表として
吒枳尼眞天様の真髄を
伝えてくれ。」
って
初めて誉めてもらえたんだ。
狐の一員って何？！
って
そこはビックリしたけど
いつも怒られてばっかだったのに
初めて誉めてもらえたことが
私はホントにホントに嬉しくて
泣いた。
お狐様に初めて誉めてもらえたのは
豊川稲荷ツアーの直前だった。
それに間に合うように
お狐様達は色々教えてくれたんだよね。
そう思うとね、
感謝は更に増したよ。
伏見稲荷も豊川稲荷も
文献には載っていないことも多くて
そういうのを
文献には載ってないから嘘だ！
って感じる人もいると思う。
稲荷信仰の方々は
熱心な信仰者の方々が多いし
そういう方々に
寺社は護られてきたのも事実なので
そういう方々のお気持ちも
本当によくわかる。
でもね、
私は私の体で感じたの。
森羅万象と繋がって
教わったの。
それは私にとっては
【紛れもない事実】。
それを聞きたい、知りたい
という人にだけ
ガイドツアーをしております( *´꒳`*)