こんにちは!かなです爆笑

youtubeで、
こんなの見つけたラブ

チベット出身の歌手グループと
環境保護を歌う大哥。

見事な高音域お願い!!



そして、「普通人」も聴く。
メロディーと歌詞が泣けるお願い
驚くことに、
女性パートと同じキーで歌う大哥!!



これだけの高音域を
安定して出せる歌手って
実は少ないのではないでしょうか?



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つねづね、かなは
「成龍大哥は、アクションスター
ではあるけれど、カンフースターではない」と思っている。
カンフーで〇〇と闘ったら
どっちが勝つ?
とか、
アクションスターなのに
歌まで歌う、というのは
大きな誤認、なのでありますムキー

その根拠は

「ジャッキー・チェンは、伝統演劇・京劇の要素の中にあった武術・拳法の嗜みはあるものの、武術を専門に習得したわけではない」

というところにあります。
ブルース・リー氏やジェット・リー氏、
ドニー・イェン氏のように
「〜拳」を修練したわけでもなく、
武術大会に出場した経験もない。
ジャッキーは、武術家ではない。

彼が10年もの間、専心していたのは
中国伝統演劇のひとつ
京劇なわけで、
長いキャリアの間で
京劇俳優(舞台)から
映画俳優(スクリーン)へ
業態転換」せざるを得ない環境に置かれた、ということなのだと思います。

京劇は、唱(歌う技術)
念(台詞、演技)
做(所作、演技)
打(いわゆるアクション)
の4つの要素が俳優に求められる演劇です。
大哥は、10年間、その4つの要素を
叩き込まれた基盤がある。

4つの要素のなかでも、京劇の「打」、
アクションは
京劇発展の200年の歴史のなかで、
中国全土にある地方劇や武術の
いいとこ取りをした集大成なので、
如何様にもアレンジできるわけです。
香港において京劇などの伝統演劇が衰退すると同時期に映画産業が興るとき、
この「打」を身につけた人達が
武術指導、アクションコーディネーターとして映画界に参入していった、
という流れはごく自然なのかも知れぬ。
サモハンやジャッキーが、
主演、武術指導、監督、プロデューサーも手がけられるのは、
この「唱 念 做 打」全部出来る、
というバランス感覚も関係しているのではないか、と思うのです。

そして、「唱」(歌う技術)に関しては、
育ての親(干妈)であった李麗華さんや、
于素秋(師匠の于占元の娘で、京劇女優でもあり、香港映画に最も出演した女優の一人)に
「他嗓子好(のどがいい、歌が上手い)」
と言われていた大哥。

京劇の音域はとても広い。
しかも大哥は花旦(女形)も出来た。

その証拠は、これ↓
アラン・タムのチャリティショーで
王昭君を演じる大哥びっくり

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き、綺麗お願いお願いお願い




そしてこれ↓
アニタ・ムイ(梅艶芳)と
『鳳閣恩仇未了情』のハイライトを歌う



ポイントは、アニタ姐が男性パートを歌い、大哥は女性パートを歌っている点!!
『鳳閣恩仇未了情』は、香港では誰もが知っている有名な曲。
先述の于素秋のご主人、
粤劇俳優の麦炳荣の
十八番でもありました。

見よ!
このオンナっぷりをラブラブラブラブラブ

結論〜!!
大哥は京劇の「唱 念 做 打」の
基盤があるからこそ、
アクションのコーディネート力、
歌唱力があるのですウインクウインクウインクウインク

京劇などの伝統演劇で、
よく「腔(qiang、チャン)」という文字を見ます。歌、節回しなどという意味で使われますが、
日本の声楽家が、京劇俳優さん達と交流した時、その歌い方を
「喉の奥を全開にして、身体中に共鳴させている」と表現されていたのを読んだことがあります。
月(にくづき)に空(空洞)という文字の通りだよねキョロキョロ

ちなみに成龍大哥の自伝原本
『还没长大就老了』には、
「他们说我的闽南语有山东腔,
还加一点京剧小调的味道(p228)」
というくだりが出てきます。
意味は、
「僕の閩南語(台湾方言のひとつ)の歌い方には山東省の訛りがあって、さらに京劇っぽい節回しだと言われる」


中国の人は、「山東省訛り」の言い方を聞くだけでぷっチューとウケるくらい、山東省訛りは独特で面白い。
↑私の受ける印象は、温かみや人間味がにじみ出る言葉、という感じ。

大哥の歌が多くの人に受け入れられているのは、京劇で培った安定した音域・表現力に加えて、山東訛りの親しみやすさも
あるのかも知れないねおねがい


※すっごく脇道に逸れるけど
成龍大哥がアラン・タムのチャリティショーで歌ったのは、正確には
『昭君怨』という曲をアレンジしたものだと思われます(厳密には、京劇ではない)
1940年代、上海で活躍した流行歌手
梁萍(リャンピン)さんの代表作。