こんにちは！かなです
お祭り広場で
この二人、ビッグスターなのですよ実は。
ユン&ムーン・リーが通り過ぎ
ん？
前回の記事
「五福星のたのしみかた①」が、
なんと、ランキングで取り上げられ
映画ジャンルで11位
だったそうで
！
！アクセスしてくださった皆さま、
ありがとうございます！！
かなは、ランキングを
特に意識していませんでしたが、
多くの方がこの機会に
成龍大哥（ジャッキー・チェン）と
彼に関わり深い人物や作品を
知るきっかけになればいいな、と
思い、これからも続けて参ります
さて、今回の
「五福星のたのしみかた②」ですが
まずは
サモ扮するポットくん（茶壷）の
モテっぷりに注目。
仲間の五人のなかでも
もっとも太っちょで、不器用そうなのに
なぜかモテるのである。
刑務所で仲良くなったモジャ（ジョン・シャム）の家に居候することになり、美人の妹（チェリー・チェン、钟楚紅）になぜか好意を持たれる。
食事シーンで、妹ちゃんが
おかずを取って
ポットくんのお茶碗に乗っけてあげる。
そのおかずをもらえると思った
向かいのヒゲ（リチャード・ン、呉耀漢）が、ずるる、とつんのめってる様子。
日本では、自分が口をつけたお箸でおかずを取ってあげる、という習慣はないのでちょっと違和感かもしれませんが、中国ではよくあることなのです。
でも、やっぱりある程度、気がある人、関心を持ってる人へ限定みたい。
サモが監督、主演するときに
描く人物像には典型があるように思う。
「女の子に不器用だけど、実はケンカに強い」（五福星の場合）とか、
「やり手の詐欺師でワルだけど、見た目憚らず女性にちゃんと言葉で想いを伝える。キザなセリフも言う」（サイクロンZの場合、この映画についてはいずれ書きたい）とか、いわゆる
「ギャップ萌え」
で女性のハートを射止める、という
スタイルなのですね。
女子は、男子の
「意外な一面」に遭遇すると、なんだか好きになっちゃうんだよね
もう１つ、サモの演出の特徴に
マイノリティの人々を活き活きと描く
というのがあるのです。
モジャが冒頭で、娼婦の人権擁護の
演説をしていたりする。
そしてもっとも
かなが注目するのはこの場面。
ヒゲ氏が、トランシーバーの性能を確かめようと一曲歌っているところへ
盲人夫婦の流し登場
左の女性は、陳潔靈（エリサ・チェン）
香港歌謡界のトップで活躍した歌手であり、山口百恵さんの「いい日旅立ち」をカバーしたり、多くのCMソングを歌う香港を代表するシンガー。
右の男性は、張武孝（アルバート・チャン）
玉石楽隊（ジェイド・バンド）というバンドメンバーで、ニックネームは「大AL」
（同じバンドにもう一人アルバートがいたので、大AL、細ALと区別してるようです）
今現在も活動してるみたいだけど、当時とは別人かと思うくらい、ぽっちゃりおじさんになってました💦
サモの映画では、
障害のある人、異形、異界の住人などを
敢えて登場させる。
だけど、誰一人として
そのマイノリティを蔑視する人はいない。
当たり前にそこに居て、毎日の暮らしを送る一人の人間として描く。
そうすることで、物語の全体に流れる「リアルな生活感」が浮き出てくる不思議。
そしてこの一言
このセリフがすごく効いてるなあ。
このセリフがすごく効いてるなあ。
（成龍兄も、同じようなこと
よく言ってる）
香港の市井の人々のたくましさ、
卓越した人生観を伺わせます。
他にも、前回の記事で取り上げた
アン・ホイ登場のシーンで
強盗団の先頭にいて銃を突きつける男に
小人症の男性を起用している。
観てるほうは、
ドキッ
、とするよねえ。
、とするよねえ。寺山修司の舞台によく出演していた、
日野利彦さんを思い出しました。
…と、と
話が逸れた
アクションシーンについては、
多くの方がレビューしていると思うので
自粛。
五福星は豪華キャストと、
サモの演出の仕掛けが
功を奏した映画です
最後に、やっぱり成龍兄の
かわいい笑顔と口笛顏
ん？