香港マイル【G1】に出走したナミュール(4牝・サンブルエミューズの19 父ハービンジャー)<高野>

 

まずまずのスタートから控えて後方2番手につけます。勝負処から良い手応えで進出。直線は外から良い脚を使って追い込みましたが、先に抜け出したゴールデンシックスティらを捉えられず、勝ち馬から0.4秒差の3着に終わりました。

 

「素晴らしい走りでした。12番ゲートからのスタートでしたが、今日の末脚も素晴らしかったです。道中の位置取りは悪くなかったですし、スーパー牝馬になってきましたね」(ビュイック騎手)


「力を振り絞って最後の直線を走ってくれました。勝ちを目指しての3着だったので満足とは言えないですが、現状の力は発揮してくれたと思います。

レース前、ジョッキーと打ち合わせした際は、ポジションやこの馬をマークして、と細かい指示は出さず、まずは馬のリズムと走りを重視してほしいと伝えて送り出しました。ゲートの後はごちゃついてあのポジションになったようですが、それでも道中は上手くリズムを整えられ、直線で勝ち馬こそ抜けて強かったけど、しっかり脚を使ってくれました。また、『勝てなかったけど、勝ちに等しい走りをしてくれました』とジョッキーは馬をすごく褒めてくれていました。

実際に、秋は東京、そして京都、それから短い間隔で香港遠征とかなりタフな日程の中、ここまで力を示してくれたのは馬の頑張りがあってこそのものです。昔はカイバが…と気にしていたくらいだったのが、こちらに着いてから日に日に食べるようになって、今週は特に食べるようになって理想通りにエネルギーを溜めて競馬へ向かえたのは良かったです」(高野友和師)

 

星勝ち馬ゴールデンシックスティは強かったですが、不向きなスローペースでも、見せ場十分な走りを見せてくれました。もっと流れてくれれば際どい勝負ができたと思いますが、たらればなので…。

今日は最低限、マイルCS覇者の力は示してくれたので、来年はさらなる飛躍を期待したいですね。

 

来春のローテ)ドバイターフ → ヴィクトリアマイル → 安田記念かな!?

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