書きたい感想が溜まってますが、とりいそぎタカスペ感想を。

2019年12月22日(日)タカラヅカスペシャル Beautiful  Harmony 映画館生中継を観てまいりました。

12時・16時の部を。
ここ半年以上ライビュ落選ばかりだったので、久々の当選。

2019年は12月21、22日の土日2日間。
会場は。大阪・梅田芸術劇場。
55分ずつの二部構成、インターミッション30分の2時間20分。

出演は専科、花組、雪組、星組、宙組の選抜メンバー。
月組は東京公演中のため、今年はお休み。

今年は監修・石田昌也先生。
演出は、中村一徳・上田久美子・野口幸作の各先生。

この顔ぶれ……特に上田・野口先生の参画を知った瞬間、「タダじゃすまねえ」感がしたよね。

野口くんはきっと仕掛けてくる!
だって、ヅカオタだから!!
(ヲタの心理熟知)

ウエクミ先生も仕掛けてくる!
だって、くーみんだから!!
(存在自体が理由)

そして、オーソドックスに締める中村一徳先生の安定感。

蓋を開けてみたら、意外と全体的にまとまってました。

ざっくり分類すると、こんな印象でした。

・組コーナー
・柴田侑宏先生追悼コーナー
・ラテンコーナー
・娘役コーナー

柴田先生追悼だけでフル公演できそうなほど、多くの作品を創られたんですね。
再演を重ねる作品も多く、長く愛されてきた事を改めて感じました。

追悼コーナー以外でも、柴田作品の歌がフィーチャーされていました。
追悼コーナーに詰め込み切れず、さりげなく分散させたのかな?
柴田先生の偉大さを改めて感じます…。

残念な点が2つほど。

まず一点目は、トップさんのMCコーナーが第1部の一回のみだった事。

2017年のように、第2部は現役トップだけのトークも欲しかった。

一昨年前は雪組・望海風斗と花組・明日海りおの89期生がMCリーダーとなり、宙組・真風涼帆(92期)や月組・珠城りょう(94期)を突っ込むカタチ。 

遠目から見てると、WトムとWジェリー。
Wジェリーの方が優勢でしたが。
(上級生だからね)

轟さんの前では、普段お兄さんぶってるトップ全員が下級生に戻り、それはそれで可愛いんですけどね。

そこにプラス、現役トップだけのわちゃわちゃ感あふれるトーク希望!!

…という訳で、来年は現役トップトークを期待しています。

(…と、ここで書いても仕方ないので、劇団にメールしようかな)

二点目は、トップコンビのシャッフルが無かったこと。

2番手さんとトップ娘役のシャッフルで、これはこれで新鮮とも言えますが。

礼真琴&真彩希帆のデュエット再び…!!
…を、リアルタイムで観たかった…!

バウホール公演はチケット取れなかったから。
まこっちゃんと真彩ちゃんの歌の相性も良いですものね。

…と、一点目は主に私、二点目は主に妹の希望でした。

先にリクエストを書いてからの、今年の令和タカスペ感想です。

令和を英語で説明する時、Beautiful  Harmony と訳すそうな。
(トップトークより)

それでは、駆け足で感想を。
印象に残ってる事から、ざっくりと。

★宙組コーナー

組コーナーのトップバッターは宙組。
出だしから小公子と小公女が登場し、「ごらんなさい、ごらんなさい♫」
…え?
今年、ベルばら再演したっけ…?
…あ、ベルばら45周年だから?

留依薪世や瑠風輝に「恥ずかしくないですか?」と聞かれた和希そら「恥ずかしい事はないのです♪」
棒読み加減がいい味だしてます。

次いで、王家に捧ぐ歌より『月の満ちるころ』
新人公演で組んだ、桜木みなとラダメス&星風まどかアイーダ。
安定感ある歌と、美しいビジュアルにうっとり。

…そして、真風涼帆バトラーが熱愛する憎いあんちくしょうは、芹香斗亜スカーレット!

白いドレスに緑のリボンのスカーレットは可憐で、鈴を振るような声。
いつのまに声変わりしたの?!(←違うやろ)

アシュレイを恋い慕い続ける芹香スカーレットを責め苛み、無理やり押し倒す真風バトラー。
暗転した暗闇の中、スカーレットの絹を裂くような絶叫がこだまします。

暗闇に浮かび上がる人影は、真風バトラー。
風と共に去りぬの『愛のフェニックス』をしっとり歌い上げます。

…と、一転して祭囃子の音調に。

シトラスの風と並び、宙組のテーマソング『ソーラン宙組』

白いドレスに法被をまとい、野太い声で歌うのは…

真風バトラー「スカーレッ……ト?」

この真風っちの微妙に棒読みくさい疑問形、ナイスです。

アイーダやラダメス、小公子や小公女も乱入。
スカーレットを中心にソーラン弾組で盛り上がります。
呆気にとられていた真風バトラー、芹香スカーレットを押しのけて
「ソーラン、そーらぐみっっっ!!!」

キキちゃん、輪っかのドレスを両手で手繰り寄せながら、ぶんぶん踊りまくり。

今年一年を振り返るより、ここ数年の宙組のダイジェストという感じ。
まぁ様ファンは泣いちゃうかもしれませんね。

また、芹香スカーレットって。朝夏スカーレットを彷彿とさせるんですよね。

演出は上田久美子先生でした。
くーみんパワー炸裂でございます。


★花組コーナー

野口くんも負けていません。
(勝負なのか?)

瀬戸かずやの項羽が登場し、虞美人より『赤いけしの花』を歌います。
虞美人と、劉邦に扮した永久輝せあも登場。
おぉう、ひとこちゃん花組デビューおめでとう!

…ところで、虞美人はとても華やかで綺麗な娘役さんなんですが、誰?
こんな娘役、花組にいた??

次いで、ビルに扮した柚香光が登場し、華優希サリーを呼び寄せます。

「俺はご領主様になるんだ」の、あの場面ですよ。
「もしお別れなんてしたら、一生結婚しないで死んじゃうんだから!」

…からの、『ミー&マイガール』
本物の恋人同士にしか見えない、とても幸せそうな二人。
早くもラブップルな、れいちゃんと華ちゃん。

次いで、『愛が地球を回らせる』

…といえば、ビルとジョン卿が酔っ払う曲。
ジョン卿はさっき、スカーレット(芹香)や項羽(瀬戸)になってたよ?!

登場したのは、水美舞斗ジョン卿。
なるほど!
つい先日まで、れいちゃんの叔父様でしたね。
(A fairy taleー青い薔薇の精ー』で庭師のニック役)

サリーが花嫁のヘッドドレスを付け、ブーケを持って再登場。
ビルとサリーが寄り添う演出は、素敵ですね。
ビル、めっちゃ嬉しそうなんですけど。

マリア叔母様を華雅りりか、ジェラルド優波慧、ジャッキー朝月希和、パーチェスター飛龍つかさ、ランベスキング帆純まひろ、ランベスクイーン音くり寿も乱入し、賑やかに世界が回ります。

ビルがいつの間にかくすねていた、ジョン卿の懐中時計。
それを見せられ、びっくりのジョン卿で締め。
そこは外さない野口先生、さすがヅカオタ。

そして、花より男子のメインテーマ『BOYS OVER  FLOWERS』が流れ始めるや、袖から項羽・劉邦・虞美人がダッシュで再登場。

己の立ち位置へジャンプしてスタンバイするや、ガンガン踊り出す虞美人。
衣装は女子ですが、動きは男子。

……ほのかちゃん!(聖乃あすか)

美人すぎて、ちょっと分からなかったわ。
優しい目元が、メイクでキリリとしてるし。

柚香ビルと華サリーを目にして、込み上げるモノがありました。
淋しさや懐かしさ、切なさ。

でもね、れいちゃんと華ちゃんは本当にお似合いでした。

れいちゃん、はなちゃん、トップコンビ結成おめでとうございます。

明日海さんは芽吹幸奈さんと一緒に、東京の映画館で中継を見守ってらしたとか。
監督から感想いただきましたか?
こっそり教えてほしいな、グラフがスカステで。
(こっそりとちゃうやん)


…と、雪組や星組についても語りたいところですが、ひとまずこれにて。

▽最近とみに多忙で、眠いでござる…(^◇^;)
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