2019年11月13日(水)…昨日は雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』集合日でした。
 
全国ツアー千秋楽(11月10日)から、お休みは2日だけ。
ほとんど休めてないでしょう。
お疲れが溜まってるんじゃないかな。
特にトップコンビ。
心配です。
 
集合日ということで、退団者の発表がありました。
 
舞咲りん(85期・研21)
早花まこ(88期・研18)
美華もなみ(101期・研5)
 
以上の娘役3名は『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』東京楽2020年3月22日付での卒業となります。
 
舞咲さんは舞台人として独自の地歩を固めた方。
例えば『ファントム』のカルロッタ役。
もんのすごい存在感でした。
舞咲カルロッタあったればこそ、真彩クリスティーヌの可憐さが際立ちました。
 
カルロッタは「歌が壊滅的な歌姫」という設定。
舞咲さんのような歌上手が演じるからこそ、聴き応えある「ジャイアン・カルロッタ」になり得たと思います。
 
「聴かせる歌下手」を表現できるのは、巧者であればこそ。
歌下手さんが演じて、リアル・ジャイアンぶりを披露したら、せっかくの舞台が台無しになったことでしょう。
 
舞咲さんがお辞めになられたら、同期の奏乃はると組長も淋しいことでしょう。
 
 
早花さんは、新たな分野を開拓された…と申しますか。
富士フィルムが化粧品分野に進出した時の驚きにも似たり。
(アスタリフトですね)
 
ユーモアセンス溢れる文章力で「愛読者」を持つタカラジェンヌなんて、そうそういませんよね。
歌劇が届いたら、早花女史の組レポのページを探して読んでます。
 
言葉の魔術師っぷりは、明日海りおと並んで双璧ですね。
タイプが違うから、余計おもしろいですなぁ。
 
明日海さんはひたすら真面目に話してるのに、笑いを呼び起こすタイプ。
 
まこ様は意識してオチを作られる面もあるでしょう。
そして自動操縦的に、面白い切り口で書ける面もあるのではなかろうか。
 
センスがある人は、意図せずして面白い事が言える(書ける、出来る)んですものね。
(関西では最大級の褒め言葉)
 
…で、タカラジェンヌとしてのまこ様ですが。
『ハリウッド・ゴシップ』では武骨さに優しさを秘めたダイナーの女主人を魅力的に演じていました。
 
まこ様がいらっしゃらなくなるなんて、舞台的にも、歌劇誌的にも、惜しまれます…。
(愛称はきゃぴぃさんですが、つい、まこ様と呼んでしまいがち)
 
 
美華さんはあまり印象になくて…ごめんなさい。
『 ONCE UPON A TIME IN AMERICA』では、見せ場を作ってもらえますように。
有終の美を飾るであろう舞台姿、拝ませて頂きます。
 
約400名が在籍する宝塚歌劇は、男役にスポットが当たりがち。
その中で、娘役ながら独自の存在感を放っている舞咲さんと早花さん。
豊かな才能が巣立つことが惜しまれます。
 
美華さんは新公学年でのご卒業。
実年齢からいえば、これから社会に出ようかという世代。
未来は明るいですね。
 
 
▽その他配役も発表になりました

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