2019年11月2日(土)アントワネット様の誕生日。
それがどうした?って話ですが。

三週間ぶりに、大阪・心斎橋角座に行ってまいりました。

OSK日本歌劇団のショー『Precious Stones』

約50分間、5名で歌い踊ります。

途中でメンバー自己紹介はあるものの、ほぼノンストップの SONG & DANCE。

今回は楊林さん主演チームを観劇しました。

前回、お声掛け下さったYさんが
「OSK二番手の楊さんもぜひ観てみて」とお奨めして下さるので。

前回は翼和希主演の『Precious Stones』を観ました。
内容(楽曲)は、三分のニほど同じでした。

翼くんは、喩えるなら「OSKの礼真琴」
才能に溢れる、ウルトラ若手男役さん。

…と、宝塚を喩えに出して申し訳ないのですが、これ、宝塚ブログなので、わかりやすく書かせて頂きます。
失礼かもしれないと思いつつ……ごめんなさい。

さて、本日の主演・楊琳さんはOSKの2番手さん。
宝塚でいえば、92期か93期あたりだそうです。

主演の楊琳さんは、華やかで洗練された舞台姿の持ち主。
すでに THE 帝王感に満ちていました。

ダンスは宝塚に例えると、柚香光と同じ系統かな。
上手下手以前に、目を惹くと申しますか。
ポーズがいちいち決まってて、金粉が舞いそうな感じ。

きっと若手時代から男役として研究を重ねてこられたのでしょう。

歌は可もなく不可もなく…ですが、雰囲気を醸し出すのが巧みで、世界観に引き込まれます。

ビジュアル・空気感・表現力など、総合力で楽曲を体感させる聴かせ方。

なるほど、これもまたプロの歌唱力といえましょう。

客席降りでは、お客さんへのサービスが濃厚。

私は中側の席でしたから、通路側の方々への各種サービスを見ながら、内心「っっっひゃ〜〜!!」でした。

宝塚にも釣り師はいますが、次元が違いました。
これもまた、プロフェッショナルの業と申せましょう。

3人の娘役さんが出演していて、3人とも綺麗で可愛かったぁ〜♡

舞美りら、琴海沙羅、叶望鈴の御三方。

舞美さんはダンスの切れ味が良く、身ごなしが美しく、華やか。
3人とも華やいだ美女ですが、際立つ存在感。
OSKトップ娘役さんだと聞いて、納得しました。

琴海さんも愛らしい方でした。

叶望さんは、大人っぽさとあどけなさが同居した顔立ちと雰囲気。
より華やかな綾瀬はるか…って感じかな?

軍服ファッションでは、ホットパンツ・網タイツ・ロングブーツ。
セクシーでかっこよくて、キュート!

娘役さん達からも目が離せませんでした。

目が離せないといえば、もう一人の男役・椿りょう。

すらりとした長身に、キュートな風味の加わった端正な顔立ち。
爽やかでナチュラルな笑顔が印象的。
表情が自然で、「舞台だから笑わなきゃ」感がない。

主演者を立てる為でしょうか、ダンスはやや控えめ。
ですが、ダンスを含め、あらゆる動きが綺麗。

上半身がリラックスしてて、力が抜けています。
どんなに動いても軸がブレない。
体幹がしっかりしてるんですね。

椿りょう君は、後ろ姿がスッとして綺麗。
背筋を鍛えてますね。
そして、まだ発動してないけど、腰に何か飼ってそう。

楊さんと椿くん、男役二人のデュエットダンスは妖しく美しくセクシー。
お二人のタイプが異なるので、互いに引き立て合っていました。

楊琳チームは総じて、スタイリッシュな舞台でした。

ショーがお好きな方、とりわけダンスがお好きなら、OSKもオススメします。

技能的にも、ビジュアル的にも、宝塚歌劇と遜色ない印象を受けました。
バウホール(500席)はもちろん、大劇場(2,550席)も埋まりそうな気がします。
楊琳チームも、翼和希チームも。

角座みたいな小さな箱で観られるのはラッキーな反面、もったいない気もしました。
「お、これは」と感じたら薦めたくなるタチなもので。

YさんオススメのOSKのショーはハズレなし。

楊琳チームの舞台は華やかで洗練されていました。
完成度が高く、アダルティ。

翼和希チームはまず、歌唱力が圧巻。
疾走感やライブ感が強く、熱くて一生懸命。
荒削りな不器用さが垣間見え、そこがまた魅力でした。

『Precious Stones』と題され、曲目も7割方同じショーでも、メンバーが変わるとこんなに変わるのか、と。

それぞれの個性と魅力に溢れた舞台だなぁ、と思いました。

Yさん、今回もありがとうございました。


▽宝塚でもやってくれないかな、こういう試み
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