本日10月4日は、珠城りょう氏の誕生日。
たま様、おめでとうございます。

公演のはざまのお休み期間、ゆっくり過ごされているのでしょうか
それとも、トップさんとして、新たなお仕事をされているのでしょうか。

撮影・取材・各種打合せなど、お仕事山積みですよね(^◇^;)

少しでもお休みを取れてたら良いのですが。

たま様のふとももがやせ細らないためにも…!

ジェンヌさんの折れそうに細長い脚も素敵ですが、たま様の逞しいふとももは激ツボなもので…!!

本拠地での公演を終え、メインキャストを中心に、印象に残ったキャスト陣を振り返りたいと思います。

これらは、2018年10月1日時点の感想です。
東京公演を経て、さらに変化しそうですよね。


★珠城りょう(トート/94期・研11)

どっしり構えた、包容力のあるトート閣下でした。

エリザベートに冷たくあしらわれても、あまり取り乱さない。

ルドルフを喪ったシシィがよろめいた時、己(死)を求めてくれた、と喜んだのも束の間、「死(己)は逃げ場ではない!」と自ら拒否。

実はとても自尊心が高いトート閣下。
むしろ、必ず己を求めてくる自信があるから、揺らがずにいられるんでしょうね。

シシィに寄り添う、見守り型トートという新境地を創り上げました。

若くして重厚感をまとってきた、珠城りょうならではのトート像だと思います。

下級生時代はむしろ悩みの種だった「落ち着き」と「重み」を生かせましたね。


★愛希れいか(エリザベート/95期・研10)

ダンサーのちゃぴの退団公演は、踊りまくるショーを希望していました。

…が、退団後のキャリアを考えると、『エリザベート』を経験したか否かは大きそう。

娘役としては異例な人気を集めたちゃぴ。
正統派娘役とは言えないけれど、極めて魅力的な娘役。

娘役としては高身長のモデル体型でありながら、可憐な印象のビジュアル。
パワフルなダンスをはじめ、抜けのない技量。

「男役に寄り添う」娘役が定着していますが、宝塚歌劇の創立時は、娘役の方が人気を博していたそうな。

娘役の存在と魅力をアピールし、原点回帰させた…という意味で「古き佳き宝塚の正統」を受け継ぐ娘役と言えましょうか。

エリザベートは皇后という「皇帝に添う」立場でありながら、自立を目指した女性。

ちゃぴと重なる面もあり、蓋を開ければハマり役。

自由人の父親に憧れた少女時代のシシィなど、少年の香りを漂わせ、おそろしく魅力的。

東京公演を経て、どんな境地に到達するのでしょうか。


★美弥るりか(フランツ・ヨーゼフ/89期・研16)

結婚式の際、エリザベートの父・マックス(輝月ゆうま)に「マザコン皇帝」と歌われているフランツ。
母親である皇太后ゾフィ(憧花ゆりの)に頭が上がらない、という設定が定番です。

個人的に美弥フランツは、マザコンというより親孝行という印象。
エリザベートの事も、母親の事も、等しく大切にする姿勢を感じました。

妖艶な色香を漂わせる役がハマりやすい美弥ちゃんですが、ノーブルな佇まいの皇帝も予想以上に素敵でした。

トート(珠城りょう)との対比が鮮烈。
トートとフランツを役替わりで演じても、それぞれハマりそう。
どちらのバージョンも違和感なく演じられそう。

月組のワンツーは持ち味が全く異なりますが、それが故のバランスを保っているんですね。


★月城かなと(ルキーニ/95期・研10)

美弥るりかの途中休演で、その大きな穴を埋めるべく、代役公演をやってのけました。

芝居力と集中力の高い月組パワーを実証してくれました。

「芝居の月組」の一翼を担う中核メンバーとして、期待以上の仕事をしてくれました。

残念ながら、私自身は観ていませんが、観てきた友人知人(7~8名)は口を揃えて絶賛。

月城フランツ、風間ルキーニはじめ、代役対応に携わった生徒はもちろん、全員が力を合わせて難局を乗り切りました。

分けても、月城かなとのフランツ・ヨーゼフは私が知る限り、観た人 誰もが褒めちぎっていました。

(劇場付近で感想を述べている方々も含めて)
(観れなかったけど、当日券に並んだので、連休は毎日始発で並んださ)

「黒髪フランツ」という、異例かつ美しすぎるビジュアル。

「優柔不断なマザコン皇帝」という、定番かつ絶妙にマッチしたパーソナリティ。

そして、「歌も芝居も完璧。とても急遽 代役に立ったとは思えない」と驚きと感動を呼んだ舞台姿。

突然のピンチに強い、それは舞台人・月城かなとの資質であり、宝です。

美しく、控えめで、いま一つ殻を破れずに来た印象もあった月城さん。

それが、ルキーニ役はもちろん、フランツ・ヨーゼフ役を経て、一気に一皮も二皮も剥けたと思います。

(…これ、明日海さんなら、『じゅっかわも、にじゅっかわもむけたよね~』と仰るに相違ない)※

月城ルキーニは非常に魅力的でした。

まず、とても美しい。

目をぎょろつかせ、どこかイッちゃってる演技をしつつも、(良い意味で)品を保っている。

滑舌も良く、歌唱もなめらか。

ルキーニは個性的で目立つ役です。
他の登場人物に比べ、異質な人物。

なのに、不思議とどの場面でも溶け込み、その場でのメインキャストをちゃんと引き立てる。

月城さんの控えめな人柄と、主要キャストを支えてきた経験が活かされていました。

月城さんの「個を滅し、真ん中を支える」姿勢が、月組の中で良いように作用していると思います。

ルキーニのアドリブは毎回楽しみでした。
千秋楽のアドリブは、曖昧な記憶ですが…雰囲気として… 

「千秋楽だね。今日は誰を撮ろうかな…おっと、そこに美人がいるじゃないか(カメラに向かって)ライブビューイングの皆も見てるぜ(劇場の客席に目線を戻し)油断しただろ? そこのあなた、はい、鳩が出ますよ」

縦横無尽のアドリブ。
ちゃんとライブビューイングも意識してくれて。
素晴らしい心遣いです、れいこさん…! 

映画館でドキッとさせられ、がっちりハートを掴まれました。


★暁千星(ルドルフ/98期・研7)

暁千星の演技は、どんどん変化しています。
9月29日(土)のルドルフについて語らせて下さい。

『闇が広がる』の導入部で、膝を抱えるルドルフに、トートが背後から近寄り、話しかけ(歌いかけ)ますよね。

あの時、暁ルドルフは気配を察し、背後を振り向きます。
そこで、トートと対峙する訳ですが、誰がいるのか見えてないんですね。

ほんの暫しですが、ルドルフの目にトートは映っていません。
暁ルドルフはトートと向き合いながら、その身体を触りながら、トートが見えていない。

その時の暁ルドルフの目は虚空を映すばかり。
わずかの刹那の後、トートの像を結びます。

観ていて、ルドルフの目にトートが映った瞬間が伝わりました。

極めて細やかな演技ですが、それらの変化がまるでコマ送りのように伝わってくる。

どんどん磨き上げられていく緻密な演技に、目を瞠るばかりです。

新人公演では、儚げで美しく妖艶なトートを演じました。

宝塚という夢の世界ならではの、黄泉ならぬ、夢幻の世界の帝王。

「月組の御曹司」と呼ばれるありちゃんですが、抜擢にあぐらをかかず、真摯に向き合い、予想や期待を超えていく。

きっと真面目な努力家なんだろうな…と想像しています。


★風間柚乃(ルドルフ/100期・研5)

新人公演と、美弥るりか休演の代役として、ルキーニも担当。

新公を観た限りですが、素晴らしいルキーニでした。
ルドルフ以上に、生き生きと演じていたように思います。

柚乃ちゃんのルキーニは濃いし、アクが強い。
私はそこも含めて好きですが、友人は「調和がとれていない」と。

ルキーニという役は、エリザベートという物語世界の異分子なので、良くも悪くも目立ちます。

調和を図りながら、絶妙のバランスを保った月城ルキーニ。

思いっきり体当たりして演じた、風間ルキーニ。

どちらも、とても魅力的なルキーニでした。

ルドルフの芝居も、暁千星とは大きく異なっていました。

風間ルドルフは、朴訥で肝の据わったルドルフでしたね。

演者が変わることで、こんなに印象が変わるのかと驚きました。

柚乃ちゃんは、古き佳き映画スタアに通じる空気を感じます。

(縣千にも通じる持ち味)
(骨太な正統派で、懐かしいかほりが漂う…)
(大物に育ちそうな予感)

小さくまとまらず、ガンガン突き進んでほしいです。


※ 2017年秋、花組『ハンナのお花屋さん』初日挨拶にて。
「一筋縄ではいかない」を「じゅっすじなわ、にじゅっすじなわ」と表現した、花トップ様。
天才的言語センスに震えました。


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