2018年5月15日(火)星組『Another World』新人公演を観てきました。

一言でいって、面白かったです。
本公演に迫る勢いとクオリティの新人公演でした。

空気やテンポが、軽快で爽やか。
メッセージが率直に伝わってくる、直球勝負。
荒削りな若々しさに満ち、好感がもてる舞台でした。


★新公演出担当:指田珠子

雪組『ひかりふる路』に続き、新人公演演出担当。
『Another World』も基本的に本公演と一緒の演出。
ですが、冥土歌劇団ネタでスパイス効かせましたよ。

本公演(谷正純先生)では植田紳爾先生をイジりましたが。
新公では、谷先生をイジった指田先生。

「谷正純、(冥土歌劇団へ)近日来園」
「本人は何も知らんと、この新人公演、会場のどっかでみてるんやろな」

スパイスが効いた爆笑の渦でした。
植田紳爾先生と谷正純先生のように、谷先生と指田先生も信頼関係で結ばれてるんですね。


★天華えま(98期・研7)

上方の両替商の息子・康次郎(本役・紅ゆずる)

関西(滋賀県)出身のぴーすけ君、本役同様、立て板に水!の台詞回し。
ハスキーヴォイスで早口ながら、何を言ってるかは聞き取れました。

長身に、端正なビジュアル。
主役としての華も備えていると思います。

歌は上手いとは言えませんが、「康次郎」というキャラクターが滲み出る、味わいがありました。

カーテンコールのご挨拶も、作中の「御魂(みたま)のふれあい」というフレーズを絡め、心のこもった感謝を述べていました。
共演者やスタッフ、上級生、観客、そしてファンに対して。

このファンとは、私設ファンクラブの会員さんを指していると思われます。
日々の入り待ち・出待ちはじめ、生徒を支えてくれる力強い味方。 

例えば、家族は身近だからこそ、揺るぎない愛を感じるからこそ、甘えたり、後回しになりがちな面があります。

ジェンヌさんにとって、私設FCに入ってくれるファンとは、家族に次ぐ味方かもしれません。

大劇場の大舞台で、ファンへの謝辞を改めて述べた、天華さん。

母の日にカーネーションを渡す息子のような、ホワイトデーにクッキーを贈る彼氏のような。
はにかんだ嬉しそうな笑顔が、印象に残っています。


★星蘭ひとみ(101期・研4)

康次郎の想い人・お澄(本役・綺咲愛里)
冥土の美人座で、小野小町や静御前の代打を務める、美貌のヒロイン。

本役に似せた舞台化粧も、綺麗な仕上がり。
可憐さをより強調したビジュアルながら、正統派美人でもありました。

美しいお顔に、すらりとした立ち姿。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
と言いますが、まさに…。
ヒロインとして、咲き誇っていました。

課題は、歌かと。
音程が不安定でしたが、声をひっくり返さず、「そういうメロディなの?」と思わせる力技で着地。
舞台度胸がある、とも言えそうです。


★天飛華音(102期・研3)

江戸の米問屋「寿屋」の若主人・徳三郎(本役・礼真琴)

あまと・かのん君と読むんですね。
声質・発声・居住まい、呼吸など、本役をつぶさに研究し、似せていました。

仕草や台詞まわし、礼真琴をよくよく観察し、再現していました。
(まこっちゃんを再現できるって、すごいよね…!)

本役と同じく、頼もしい柱になっていた天飛くん。
舞台を締め、主軸の一つとして支えていました。

まだ研3になりたての102期生と知り、驚きました。
技術の裏打ちがある、堂々とした舞台姿、お見事でした。


他のキャストに続きます、多分。


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