明日12月21日から始まる『タカラヅカ・スペシャル』

タカニュで、稽古場風景が放映されなかったそうですね。

Secret なんですか?
Top Secret なんですか?
チラリズムも無しなんですか??

うぅ~~む、思わせぶり…!
ますます楽しみですなぁ。
(ニュースソースは、Merciさんのブログ『Merciの部屋』です)

今年は専科、花組、月組、雪組、宙組のタカスペ。

昨年は、朝夏まなと(宙)&紅ゆずる(星)の88期同期が揃って登場。

今年は、明日海りお(花)&望海風斗(雪)の89期同期がお目見え。

雪組(望海&真彩希帆)と宙組(真風涼帆&星風まどか)の新トップコンビが見参。

花組も、トップ娘役が花乃まりあから仙名彩世にバトンタッチ。

たった1年で半分の面子が入れ替わったんですね。
感慨深い…。

感慨深いといえば、2017年 MY BEST PLAY 芝居部門は月組『グランドホテル』と、10日位前に書きましたが、月組の演目は今年もハズレなしでした。
観られなかった演目もあるんですけどね。

宇月颯主演 Music Performance『Moon Skip』も、観てきた方々は絶賛してました。

美弥るりかディナーショー『Razzle』は残念ながら、参加した友人知人がおらず、生の声は聞いてません。
…が、サービス精神旺盛な美弥ちゃんの事ですから、きっと楽しいショーだったろうと思います。

そして、今さらですが、『鳳凰伝』の感想の追加を。

2017年晩秋の月組全国ツアー『鳳凰伝/CRYSTAL TAKARAZUKA』は、たまちゃぴれいこ萌えで終始した気がします…って、私だけじゃないよね? 

純白ヒーロー・カラフ(珠城りょう)

氷の美貌・トゥーランドット(愛希れいか)

ワイルドな義賊・バラク(月城かなと)  

真実一路・タマル(海乃美月)

他にも、トゥーランドットの父王(輝月ゆうま)、カラフの父王(箙かおる)などなど、それぞれ魅力的なキャストでした。

珠城カラフはもうね、理想的な男性でした。
誰に対しても敬意を払い、相手を尊重する、本物の貴人。
奴隷のタマルにも、父を助けてくれた恩義を謝し、敬愛をもって接します。

これは、トゥーランドットの父王(輝月)もそうなんですよね。
己の身を挺して愛と義を貫いたタマルを、手厚く葬るよう申し渡したり。

『鳳凰伝』は心身ともにナイスガイの宝庫ですね。

そして、トゥーランドット(愛希れいか)です。

ちゃぴ(愛希)が、最初ちゃぴと判らないくらい、メイクも声もガラリと変えていて。  
『愛希れいか』とは完全に別人格の存在でした。

ちゃぴのトゥーランドットは、単なる冷血漢ではなく、荘厳さと誇り高さを湛えていました。

冷徹で傲慢に見えて、その内面は極めて繊細で脆いトゥーランドット。

女というだけて、父親に嗣子として認めてもらえない。
父が欲しいのは、男子の後継者。

父王に愛されたくて。
後継者として認められたくて。
彼女なりの懸命さが、苛烈な仕打ちとして形を成していたという…。

トゥーランドットが抑え込んできた本音を吐露する様子は、それまでの残忍さが幻だったかのよう。
苦しげで、切なげで、か弱い女の子が、そこにいました。

…でも、そんな風に自己崩壊しかけても、誇り高さは保たれているのが、わかるんですよね。
ボロボロに崩折れかけて、なお、高貴な輝きを失わないトゥーランドット。

表現者として、さらに一歩高みに昇りましたね。

『タカラヅカ・スペシャル』が終わると、月組次回大劇場公演『カンパニー』の集合日がやってきます。

どうか、ちゃぴが来年も、月組で活躍してくれますように…!
 

▽ブログ村さんのいいね
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村