明日海りお様関連の話題が目白押しの宝塚です。
朝夏まなと様がいなくなられても、日々どんどん動いていくんですね…。
✻『ポーの一族』制作発表記者会見が、スカイステージで放映されたとか。
大劇場公演では、『ME and MY GIRL』(2016年4~7月)以来の制作発表会。
赤坂ACTシアター公演『ハンナのお花屋さん』(2017年10月)はTBSの後援があり、制作発表はじめ、メディア露出が比較的多かったですね。
「明日海主演なら、放っておいても客が入る」と思われてるのかなぁ。
それはそれで、有り難い評価とも言えますが…。
明日海さんは今までも、作品的に厳しい状況に直面してきました。
作品自体は傑作でも、似たようなテイストが続いてしまったり。
あるいは、一般受けしづらい作品だったり。
でも、気がつけば、何だかんだでリピートしまくっている己がいました。
「明日海さん主演だから仕方なく」ではなく、「本当に楽しくて」
明日海りおを筆頭に、花組生たちの健闘が素晴らしくて。
彼ら彼女らを支えてくれたスタッフさん達のお力添えもあって。
「舞台は生き物」と申しますが、明日海さんが引っ張る舞台は、ライブ感や変化していく様子を、まざまざと実感します。
『ポーの一族』は一体どうなるのでしょうか。
とりあえず、演者のビジュアルは最高です。
『ポーの一族』は名作と称されますが、名作という概念では表現しきれない作品……いえ、世界です。
独特の世界観、空気感。
独特とは、具体的にどういえばいいのでしょうか。
幻想的? 哀切? 孤愁?
それら全てが当てはまりますが、さらに複雑で、深みがあります。
肝は、脚本演出でしょう。
小池修一郎先生の生涯を賭けた、渾身の作品ではありますが、幕が上がるまで静かに待ちたいと思います。