TSUNAMIについて

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 焼津の海岸近くで育った管理人Mにとって、津波という自然災害は何につけても恐怖でした。

 思い起こせば、かの宮崎駿監督の「未来少年コナン」で、大津波が発生するというお話があったのです。不気味に海が引き、かつては水平線であったはずの遠方からハワイのノースショアで見るような大きなビッグウエーブが押し寄せる光景・・・子供心に『焼津にもあんな大波が押し寄せるんだ・・・俺、絶対逃げられない!死んじゃうじゃん!!』と恐怖におののいていました>< 予断ですが、管理人Mは結構肥満児で、正直足の遅い子でした。その代わり泳ぎは達者でしたけどww

 話を戻しまして・・・私が通っていた小中学区には道端の電柱 の所々に『津波ライン 海抜○メートル』という線が刻まれています。およそ1m~2mくらいでしょうか?たった30cmの津波ですら大人が飲み込まれたらひとたまりも無いのに、自分の頭を遥かに超える大波がきたら・・・ランドセルを背負ってた時代ですらその恐ろしさを容易に想像しておりましたが、スマトラ沖の津波の模様をはっきりと脳裏に焼き付けてしまった今では、育った町並み、まだその地域に住む親戚や旧友たちがどのような有様になるのか・・・いやいや、あんまり考えたくないです。泣きそうです><

 近年では消波ブロックや堤防で津波の対策をし、「津波が起こっても、町には被害は無い」と楽観視する声も聞こえます。しかし、どの程度の津波が発生するか誰もわからない以上、市町村が津波に対する警戒を呼びかけた際は兎に角安全な場所に迅速に避難することが大切ですよね!!


 そんな話を今回の津波騒動を契機に家族に話しておりました。また、今回の避難勧告で実際に避難した親戚や知人の話を踏まえ、全国ではどのような非難を行ったのかと気になりましたところ、丁度タイムリーなことに調査結果が発表されていました。




チリ大地震の津波で避難確認6% 消防庁、詳細行動調査へ
 チリ大地震による津波で避難指示が出された9都道県53市町村の住民約49万3千人のうち、自治体が公民館や公園などの避難所への避難が確認できたのは、6・5%の約3万2千人にとどまったことが8日、総務省消防庁と内閣府の調査で分かった。
 ただ消防庁は「自主的に高台や安全な知人宅などに逃げた住民数はカウントされていない」として、避難所以外に逃げた人を含めた詳細な避難行動の実態調査を行うことを検討している。
 避難指示より緊急度が低い避難勧告が出た18道県140市町村の住民約119万3千人のうち、避難所で確認できたのは2・6%の約3万1千人だった。
 17年ぶりに大津波警報が出された青森、岩手、宮城3県の36市町村に限っても、避難対象の住民約33万8千人のうち、避難所で確認できたのは7・5%と低調だった。
 大津波警報が発令された自治体で、避難所で確認された住民の割合が最も低率だったのは、青森県三沢市の1・7%。最高は岩手県田野畑村の83・9%だった。
 最大1・45メートルの潮位を観測した岩手県大槌町では、1万4530人に対し避難指示が出たが、避難所に集まったのは6・9%の996人だった。




チリ大地震:津波避難、2%だけ
3月6日11時20分配信 毎日新聞三重版
 南米チリで発生した大地震による津波での県内避難者数は3475人で、避難勧告・指示対象者数の2%以下だったと、野呂昭彦知事が5日の定例会見で説明した。野呂知事は「相当少ない数字だ。住民に避難の意識をきっちりと持ってもらうことが大事だ」と述べた。
 県によると、先月28日の津波で、県内では18万1733人を対象に避難勧告・指示が出された。野呂知事は「第1波よりも第2波、第3波の方が高くなることもあると報道されていたにもかかわらず、実際には第1波が出たところで『大したことは無い』と帰った人がいた」と話し、「今回の状況を市町と調査・分析して今後の対策に役立てたい」と述べた。【岡大介】




津波警報無視?最大波到達前に住民次々帰宅
 南米チリの大地震で大津波警報が出た際、最大波の到達前に多数の住民が避難所から帰宅していたことが、岩手県釜石市などを対象にした片田敏孝・群馬大大学院教授(災害社会工学)の調査で分かった。津波の第1波が小さかったため、危険性は低いと判断したとみられる。気象庁や自治体は、第2波以降に最大波が来る恐れもあるとして警戒を呼びかけたが、住民に浸透していなかった実態が浮かんだ。
 片田教授は日本に津波が到達した2月28日、釜石市と津波警報が出された三重県尾鷲市で避難所にいた人数の推移を調べた。
 釜石市の避難所計115カ所には、第1波の到達予想時間の午後1時半に最多の950人がいたが、第1波(20センチ)が観測された同2時8分には約910人に減少。以降、津波は徐々に大きくなったにもかかわらず、人数は減り続け、最大波(50センチ)が観測された同3時39分に約470人、再び50センチとなった同6時24分には約250人に減った。大津波警報が津波警報に切り替えられたのは同7時1分だった。
 釜石市によると、28日午前に沿岸地区の住民に避難指示を発令。防災行政無線や広報車で、第2波以降が大きくなる危険性を伝えながら避難を呼びかけ続けていた。同市防災課は「各避難所では職員が警報解除まで避難所に残るようお願いしたが、『食事の支度がある』などと言って帰る人もいた。強制はできない」と話す。
 一方、尾鷲市の避難所計20カ所では、第1波到達予想の午後2時半の避難者は166人。第1波(30センチ)が観測された同3時8分には238人に増えたが、その後は減少し、最大波(60センチ)の同5時5分には142人だった。
 片田教授は「住民は第1波の到達予想時間の情報は信用して避難した一方で、第2波以降が大きくなるとの警告には従っておらず、情報を有効に利用できていない。自分で判断するにしても、災害の特性に関する知識・理解をもっと深める必要がある」と指摘している。【福永方人】




サーファー、津波警報無視 全国で1100人確認
2010年3月4日5時5分(asahi.com)
 南米チリの大地震による津波が心配された2月28日、全国各地の海岸では、海上保安庁や警察などの避難指示にもかかわらず、波乗りを続ける人がいた。海に出ていたサーファーらは海保が確認しただけで全国で約1100人。津波はサーフィンに適した大波とは形や威力が違い、極めて危険だ。無謀な行為に、サーフィン愛好者からも非難の声があがる。
 千葉県館山市の平砂浦(へいさうら)海岸。当日の午後、上空を哨戒飛行していた第3管区海上保安本部のヘリコプターが、波乗りをしているサーファー約30人を確認した。拡声機で避難を呼びかけると、何人かは陸に上がったが、約1時間後に戻ったところ、サーファーは約50人に増えていた。拡声機で呼びかけても、反応はほとんどなかったという。
 館山市布良では、午後2時16分に20センチの津波の第1波を観測。気象庁は「津波は後の方が大きい可能性がある」として、引き続き高所への避難を呼びかけていた。
 ヘリはぎりぎりまで海面に近づき、潜水士2人が飛び込んだ。泳いでサーファーに近づき懸命に説得したが、波の音に打ち消されて声は届きにくかったという。
 陸上からは、地元の消防団員162人が消防車で海岸付近を巡回して避難を呼びかけた。千葉県警館山署も、サーファーの多かった平砂浦と同県南房総市の和田浦海岸に警察官を派遣して、午後2時ごろに、いったんほぼ全員を陸に呼び戻した。しかし、警官の姿が見えなくなると再び海に出るサーファーが相次ぎ、暗くなるまでいたちごっこが続いたという。館山市では午後5時52分に80センチの最大波を観測した。
 地元のサーフィン愛好家で会社員の宇田川公正さん(45)は「首都圏のサーファーは、時間と金をかけて来たのだから少しでも長く波乗りをしたいと、危険を無視して海に出がちだ」と話した。
 年間約6万人のサーファーが訪れる北海道厚真(あつま)町の浜厚真海岸にも、28日早朝から見物人も含めて100人ほどが訪れていた。
 苫小牧海上保安署は午前9時30分から正午すぎにかけ、浜辺からと海上からの二手に分かれ、避難を呼びかけた。警報を知らなかった人や、子ども連れの多くは素直に聞き入れたが、「ビッグウエーブに乗ってみたい」と無視するサーファーも少なくなかったという。浜厚真海岸から約2キロの苫小牧東港では午後4時45分に約30センチの津波を観測している。
 海上保安庁によると、神奈川県や福島県、愛知県、三重県、和歌山県、徳島県、沖縄県の海岸でも、海に出たサーファーが確認された。呼びかけに応じないケースも目立ったという。海保では「台風の際にも多くのサーファーが浜に集まる傾向がある。指示には必ず従って」と訴える。
 日本サーフィン連盟は、「津波はサーフィンに適した波とは質も力も全く異なるもので、非常に危険」と指摘。「海の危険性を学ばないまま、道具だけ買って何となく始めるサーファーが出てきている」として、ルールやマナー順守を呼びかけていく方針だ。



避難勧告とは>>>
災害が発生した場合や発生する恐れがある場合に、原則として市区町村長が災害対策基本法に基づいて発令する。避難勧告やより緊急度が高い避難指示とも法的強制力はない。このほか同法には基づかない避難準備情報がある。それぞれの発令基準は、各地域でこれまで起きた洪水の状況などに応じて地元自治体が決める。


避難指示とは>>>
災害対策基本法六○条で市町村長に与えられた権限。災害が発生するか発生の恐れがあり、人の生命や身体を保護し災害の拡大を防止するため特に必要と考えられるとき、市町村長は居住者や滞在者に避難のための立ち退きの勧告ができる(避難勧告)。これに対し、危険が目前に迫り急を要する場合は立ち退きを指示できる(避難指示)。避難を促すだけの勧告に比べ住民への拘束力が強いが、強制力はない。




 津波は怖いものとして育った管理人Mにとって、国民の津波に対する認識が薄いものだと愕然としましたね。話は反れますが、サザンオールスターズの名曲に「TSUNAMI」という曲がありますが、皆さんはどう捉えていましたか?ほとんどの人が素敵なバラードと感じていたと思います。私も耳に入るとついつい鼻歌でメロディーを追ったりしてしまうんですが、やはり題名を思い出すと、正直ロマンチックなムードに浸れないんですガーン

 津波(TSUNAMI)という言葉はもはや世界の共通語・・・自然災害の重要なキーワードとなっております。波は波でも普通の波とは威力もスピードもメカニズムも違うものです!気象庁、海洋研究機関、漁協、日本サーフィン連盟その他関連する諸々、海に係わる全ての人々が日本国民にしっかりと津波の恐ろしさを認識させる動きが取れたらと感じています。