いつも見ていただき、ありがとうございます。
皆さまのブログを見ている中に、GPZ900Rのカムシャフトについての記事がありました。
「そういえば、うちのGPZはどんな状態だろう?」
という気になったので、ちょっとヘッドカバーを開けてみます。
先に、GPZの持病といわれるカムのカジリについて、僕の思う事を書いてみます。
僕は今まで3台のGPZに乗っています。A10、A16、今回のA7です。
A16はほとんど乗らずに手放す事になってしまったのですが、最初のA10は65000kmくらい走りました。
このA10、虫食い程度の点々としたカジリがいくつかのカム山に出ていましたが、音はほとんどなく、フルノーマルでパワーチェックしても後軸で100psは出ていました。もちろん圧縮にも問題はありませんでしたから、まだまだ走れるコンディションでした。
また、ZRXやZZRのエンジンを開けたこともありますが、それぞれ虫食い程度のカジリはありました。
ただ、ロッカーアームがえぐれている程、末期状態のシリンダーヘッドは逆に見たことがありません。
結論からいうと、
カムのカジリって、騒ぐほどの事じゃないんじゃない?
っていうのが僕の感覚です。
ただ、カジリはないならない方が良いとも思いますので、僕なりに対策はしています。
1,保管はセンタースタンド
よく言われるやつですね。
ただ、カムやロッカーアームはヘッドの中でオイル漬けになっているわけではありません。
回ってきたオイルが付着しているだけなので、「ヘッドにたまったオイルがカムチェーンのところから流れ落ちても、あまり影響ないのかな・・・? どちらかというと油膜の強さ(オイルの質)の方が重要かな・・・?」とも思います。
2,エンジン始動の儀式
また、これも良く言われる事ですが、GPZはアイドリング(1000rpm前後)での油圧が低いので、アイドリングでの暖機はしません。
またがって直立した状態でチョークを引いて、エンジンをかけます。チョークレバーで2000rpm~2500rpmを維持し、20~30秒くらいしたら回転数が安定してきます。そしたらチョークを戻し、今度はスロットル操作で2000rpm~2500rpmを維持します。それも30秒くらいして、かろうじてエンジンが止まらないくらいになったら走り出します。まずは2000rpm~3000rpmで走り、信号待ちでもスロットル操作で2000rpmを維持します。水温計の針が上がってきたら少しずつ高い回転数まで使うようにして行き、写真の位置までは2000rpm~4500rpmで走ります。そこまで来たら全開でもOKという事にしています。←文章にすると面倒臭いですね
3,アイドリングはしない
これも2と少しかぶりますが、僕は基本的にアイドリングをさせる時間を作りません。
エンジンが暖まった後は信号待ちでエンジンを切ります。
4,オイルはできるだけ良いオイルを使う
これも良く言われることですね。あまりにも安いオイルを入れるのは少し怖いです。
*対策は僕なりにやっていることなので、これが正しいというわけではありません。
今後、度々ヘッドカバーを開けて、コンディションをチェックしながら検証してみたいと思います。
騒ぐほどのことはないって言う割に、結構気にしてるじゃん!っていう突っ込みは勘弁してください。
もう15年以上乗っていると、いろいろ試行錯誤したりするうちに、習慣になってしまい、当たり前にこんな乗り方になってしまいました。
ちなみにそんな僕のGPZ、ヘッドは今、こんなコンディションです!
代り映えがしない絵面なので、全部は載せませんが・・・
1番のIN側↓
1番のEX側↓
2番のEX側↓
唯一カジリが出ていた3番のIN側↓
これは以前、バルブクリアランスを調整したときに、すでにこうなっていました。
4番のIN側↓
今のところ、悪くはないと思っています。
さて、これが今後どうなって行くでしょうか?
ちなみに、今年も1年よくがんばってくれたので、オイル+フィルター交換をします。
今回は奮発して、なんと
MOTUL300V!
僕の走りに対して、完全にオーバースペック・・・。
さらに、ラジエターの下のホースからLLCが漏れていたのでホース+LLC交換。
というわけで今年も終わりますね。
皆様、1年間ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。







