命に携わるお仕事 | 神戸市北区 漢方相談 五葉薬局薬剤師 たづこ先生のブログ

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五葉薬局薬剤師が仕事の事、地域の事、趣味の事などを綴ったブログです。
是非、のぞいてみてくださいね。

先日初来局された患者さん(70代男性)と「なぜうちの薬局に処方せんを持って来られたのか?」という話になりました。
というのも、五葉薬局はいわゆる、病院の隣にある門前薬局ではないので、処方せんを持って来られる患者さんは、五葉薬局の近くに住んでいらっしゃるか、もしくは五葉薬局のお客さんか、その2パターンに分かれるからです。
その方は前にお薬をもらっていた薬局で、薬の数が足りなかったというトラブルがあったということで、薬局をかえてみようと思われたそうです。
本当はあってはいけないことですが、薬の数が足りないとか、多いとかのミスは、まぁ、あることです😥でも、その時の薬局の対応に誠意がなかったということで、不信感を持たれたようでした。

これはワタクシにとっては目から鱗的な発想で驚いたのですが、こうも言っておられました。
「わしら、素人やからよう分からんのやけど、A病院の先生は1日3回飲む薬を出してくれるけど、B病院の先生とこの薬は朝1回飲むだけや。薬は3回飲む方が効くように思うから、B病院の先生には(1日1回服用の薬しか出してくれへんから)ちょっと不信に思っとるんや」

薬剤師であるワタクシはコンプライアンスを考えると、できるだけ服用回数が少ない方が良いと思っていましたから、こんな考え方もあるんだ❗️とビックリしました😲
もちろん、1日1回服用のお薬は、3回服用のお薬と同じようにきちんと飲めば同じように効果があることは説明させて頂きました😊

「わしらみたいな年寄りはな、薬で生きてるようなもんや、言い換えたら薬のお陰で生きてるようなもんや。だから命の次に大事な薬のことをええ加減にされたらめちゃくちゃ腹が立つんや💢」

その患者さんの言葉に、改めて、命に携わるお仕事をさせて頂いているという責任を再認識させて頂いたのでした😌

話はかわりますが、ワタクシの担当小学校から学校便りを頂きました。
もうすぐ卒業する6年生達には、お薬授業や薬物乱用防止授業で関わらせて頂いたので、学校便りにのっていた彼らの「将来の夢」を興味深く拝見していたら


薬剤師が2名も❣️
子供たちの夢を壊さないためにも、ワタクシ達薬剤師は常に真摯に患者さんやお客さんに向き合わないといけないと思ったのでした😌