ワタクシの在宅考 | 神戸市北区 漢方相談 五葉薬局薬剤師 たづこ先生のブログ

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是非、のぞいてみてくださいね。

先日、ワタクシの担当在宅患者さんが施設に入所されました。
この患者さんはワタクシが在宅医療に関わらせて頂くようになってから初めて担当させて頂いた患者さんの奥さんでした。旦那さんから始まって足掛け7年関わらせて頂きましたので、最後の訪問日は感無量😭奥様も「馴染みの人と別れるのは辛いわぁ」と、涙を流して別れを惜しんでくださいました。

最初に旦那さんを訪問させて頂いていた時は、奥様はまだお元気で、料理もされていたと記憶しています。
ところが、旦那さんが亡くなられ、子供さんにも先立たれ、奥様のADL(移動・排泄・食事・更衣・洗面・入浴といった、日常生活動作)は少しずつ低下して行きました。それでも、旦那さんと共働きで建てたお家で出来るだけ長く暮らしたいという奥様の希望で、私たち医療介護職種がお手伝いしながら、なんとかご自宅で暮らしてこられましたが、奥様の安全を考えて、施設に入所する時が来たのではないかと関係者全員一致の意見が出ました。
奥様も最初は入所に懸念を示されていましたが、最後には私たちの提案を受け入れてくださり、この度の入所となりました。

この7年間、ご夫婦には大変勉強させて頂きました。
最初のころはワタクシも在宅医療の経験がなく、手探り状態でした。単なる「お薬の配達をする人」にならないように、在宅医療関連の勉強会に参加してバイタル(脈拍、血圧、体温などの体調を示す基本的なサインのこと)をとれるようにもなりました。世間話中に、何かお困りごとがないかどうか聞き取りをすることにも注意を払いました。

当時は薬学実習生の指導もしていたので、穏やかなご夫婦のお宅では、沢山の実習生達が勉強させて頂きました。

このブログを書きながらも、ご夫婦への気持ちがこみあげてきて来て胸が一杯です😔

奥様が残りの人生を心穏やかに過ごされますように。
ありがとうございました。