大量の過去問の処理方法 | 思考と体系の館~行政書士・司法書士 合格応援ブログ~
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伊藤塾行政書士試験科で講師をしている平林勉のブログ。合格後資格を通してどのような生き方があるのかを日々模索中!
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すみません。

カウンセリングは、4月より8割方復帰します。

(既に予定は入力したので、後日伊藤塾のHP上にアップされるはずです。)

 

行政書士試験で言えば、行政法。

司法書士試験で言えば、民法・不動産登記法。

 

過去問だけでも300~500問以上ある場合、それをこなすだけで精いっぱいで他のことに手が出せないと。

こういう状態です。

 

行政書士試験の場合、大量の行政法の過去問を目の前にして、学習のスピードが急激に落ちる。

司法書士試験の場合はもっと悲惨で、初めて学習する科目が民法。全部の過去問をやると…600問くらい。

次に、不動産登記法。全部の過去問をやると…500問くらい。

(何度も書いていますが、個人的には司法書士試験の過去問は、伊藤塾セレクション&3300選をやれば基本的に大丈夫だと思います。これを超えてやっても、そこまで実力は伸びません。以前の記事にも書いたとおり、合格ゾーンやパーフェクト過去問集の類にいきなり手を出すのは本当に危険です。なお、刑法・供託法・司法書士法は、業界ではオートマシステムが頭2つくらい抜き出ています。この3つの科目は、オートマシステムを過去問集のように使ってしまうのが一番良いでしょう。)

 

話が逸れました。

 

大量に過去問がある場合の処理方法でした。

もし、自分が大量の過去問を処理しなければならない場合、以下のようにこなしていくことにしています。

 

まずは、講義や基本テキストを読んで概略を把握します。

講義であれば、該当範囲の理解が進みやすいので、あるがままに聴いていけば大丈夫。

基本テキストを読んでいく場合、理解がとても進むということは考えにくいので、項目と簡単な概念が分かれば十分くらいのイメージで大丈夫です。

 

その後、すぐに過去問に取り掛かります。

過去問に取り掛かったら、問題文に、すぐに解答を書き込んでしまいます。

 

○ 1

× 2

× 3

× 4

× 5

 

といった要領です。

 

次に、問題文と解説を比較して読みながら、ポイントを掴んでいきます。

(講義やテキストの内容を思い出しながらいくイメージ)

 

その上で、そのポイントと思われる部分に印(マーキング)をつけていきます。

その際、そりゃそうだよなぁ。普通そうなるよ。」と考えられたものは、「当然」という意味で、「ト」と付けてみたり、「◎」とつけてみたりします。

「普通そうなるよ」と現時点で考えられるのであれば、後で解いても解ける可能性が高いからです。

 

よく分からないものは、「うん、よく分からないな。」と思った上で、適当に飛ばしておきます。「?」とかでもつけておくと良いでしょう。

まずは、ざっと1周することが目的なので、分からないものは気にしません。ついでに言えば、とんでもなく長文の問題であれば、無視しても大丈夫です。論点を学ぶためには、コストパフォーマンスが悪い可能性があるからです。

 

建物が転貸された場合における賃貸人(建物の所有者)、賃借人(転貸人)および転借人の法律関係に関する次のア~オの記述のうち、民法の規定および判例に照らし、妥当なものの組合せはどれか。(R1-32)

 

 ア 賃貸人の承諾がある転貸において、賃貸人が当該建物を転借人に譲渡し、賃貸人の地位と転借人の地位とが同一人に帰属したときであっても、賃借人と転借人間に転貸借関係を消滅させる特別の合意がない限り、転貸借関係は当然には消滅しない

× イ 賃貸人の承諾がある転貸において、賃借人による賃料の不払があったときは、賃貸人は、賃借人および転借人に対してその支払につき催告しなければ、原賃貸借を解除することができない。

×  賃貸人の承諾がある転貸であっても、これにより賃貸人と転借人間に賃貸借契約が成立するわけではないので、賃貸人は、転借人に直接に賃料の支払を請求することはできない。

× エ 無断転貸であっても、賃借人と転借人間においては転貸借は有効であるので、原賃貸借を解除しなければ、賃貸人は、転借人に対して所有権に基づく建物の明渡しを請求することはできない

 オ 無断転貸において、賃貸人が転借人に建物の明渡しを請求したときは、転借人は建物を使用収益できなくなるおそれがあるので、賃借人が転借人に相当の担保を提供していない限り、転借人は、賃借人に対して転貸借の賃料の支払を拒絶できる。

 

問題集を加工すると、このようになると思います。

ちなみに、「ウ」の記述に打つ消し線が入っていますが、これは、他の問題において既に読んだことがあるもんだいであることを表しています。この場合、再びこの問題で「ウ」の記述を読んでも時間の無駄なので、削り取っています。こうすることにより、1周目でかなり問題をスリム化することができます。

 

このような形で、まずは過去問集を3周くらい読んでしまいます。

そうすると、大体どのようなことが問われるのか。また、どの程度細かく問われるのか。

このようなことが分かってくるはずです。

 

ここから、一気にテキストを読んでいくことになるのですが、またこの話は追々。

 

まずは、大量にある過去問をどんどん読み下していくことが重要です。

過去問は解くものと思っているうちは、まず過去問を制覇することは不可能だと思います。