日野町立日野中学校において、ICT活用推進に係る公開授業が行われ、参加を希望した8人の議員が出席しました。
今回参加を希望した議員は、東、冨田、齋藤、中西、谷、山田、堀江の各議員と私・後藤。
今回は3年生の社会科と1年生の理科を参観しました。
プロジェクターを使って経済の授業を受ける3年生
3年生は「景気」とは何か、また、国が行う公開市場操作とは、などについての学習。私たちが高校の政治・経済で学んだ内容を既に中学3年で学習していることに驚きを覚えました。
複雑で難解な学習内容でしたが、先生が分かりやすく作成されたパワーポイントの教材をプロジェクターに投影することにより、とても自然に頭に入っていくように感じました。
1年生の理科では、地層についての学習でタブレット端末を使用。
4人ずつのグループに分かれた児童が、それぞれのグループごとに端末機を与えられ、地層についての問題に回答していきます。そして、教壇横に置かれた大型のディスプレイには、各グループの端末画面が一覧表示され、それぞれのグループの回答や考え方について全員で考察します。
私がこの授業を通して素晴らしいと感じたのは、本当の意味で全員が参加した授業が行われているということ。かつての授業のやり方だと、教室の中に理解できていない児童がいても、自ら分からないということを表明しない限り、周囲や教師はそのことを把握しづらい環境にあったと思います。ですが、この授業では、グループの4人が互いに色々と自分の考えを発言しあい、その内容が逐一大型スクリーンに投影されます。まさに全員参加の授業が行われていると感じました。
ICTを使った授業と聞くと、人と人のコミュニケーションが失われつつあるように感じますが、実際にはこのように、より自然な形で、より一人一人を大切にした授業が行われていることに、改めて感動しました。
皆さんも町内の小中学校で行われているICT公開授業にご参加できる機会があれば、ぜひ一度ご参観ください。きっと目からうろこの体験ができると思います。