食品ロスを削減するために消費者の私達ができること
食品ロスを削減するためには企業努力が必要ですが、家庭から出る291万トンと言われる食品ロスは、私達消費者もできることを行っていかなければいけません。
日常の生活の中で、食品ロスを減らすためできることから行動に移すことが大切です。
余談になりますが、2017年流行語大賞「インスタ映え」という言葉が受賞しました。
これはSNSで “いいね!” の数を獲得するためだけに、写真映えのするお料理やデザートを注文して、殆ど手をつけないで写真だけを撮って帰って行く・・・このような、食品を無駄にして平気でいる不届き者が残念ながら大勢いたことです。今でも平気でやっている人も結構見受けられます。
私達が日生活で出来ること
①お買い物に行くときは
〇買い物に行く前に、食品棚や冷蔵庫の食材をチェックしましょう。
残っている食材を誤って購入しなくなると同時に買い過ぎの防止になります。
〇必要な分だけ買いましょう。(まとめ買いをさける)
まとめ買いをすると食べきれない・使い切れない食材が出てくることが多くなります。
購入するときは、食べきれる・使いきれる量だけにしましょう。
〇期限表示を確認してから購入しましょう。
スーパーでは陳列の手前から奥に向かって賞味期限、消費期限が長いものを置いています。
購入するときは、調理する予定と食品の期限表示を照らし合わせて、奥から取るのではなく手前から取ることで企業、家庭ともに廃棄されるのが少なくなります。
②家庭で調理をするときは
〇適切に保存しましょう。
冷蔵庫に保存するときは、賞味期限や消費期限が近いものを手前から奥に置くことで、使い忘れも防ぐことができます。
野菜類などできるだけまとめて冷凍や乾燥などした処理をしてストックしましょう。
〇食品を上手に使いきりましょう。
残っている食品や、期限が近い食品から使いましょう。
作り過ぎて残ったお料理はリメイクレシピなどで工夫したり、冷凍できるものは冷凍保存して使いましょう。
〇食べきれる量を作りましょう。
体調や食欲、家族の予定などを配慮して必要な分だけ調理するようにしましょう。
食品ロスを削減していくことで、飢餓に苦しむ人々を救う手助けができます。
しかし、その規模は大きいことから世界レベルまで取り組まなければいけない問題となってしまっています。
規模は大きいですが、私達消費者一人ひとりがこの問題について知り、認識して削減のために取り組んでいかなければ解決しない問題でもあります。
私達は日常から取り組めることを、しっかりと行い、食品ロスを削減する努力をしなければなりません。