こんにちは。

福岡市早良区選出の福岡県議会議員 後藤香織です。

今日は立憲民主党青年局政策調査部主催の研修会でした。

家庭での性教育の本が売れる中、議員として、公教育の中で進めていけるものがないか学びたい、と企画しました。

立憲ユースやインターン生も共に学ぶ場として企画し、約60名の地方議員や大学生にご参加いただきました。

講演では、一般社団法人“人間と性”教育研究協議会の代表幹事で教員としても性教育に携わっておられる水野哲夫先生より「学校で性の学びを進めるために何が必要か」について、性教育の現状やこれまでの経緯、人権を尊重する「性教育」とは何か、お話をいただきました。

特に、性教育の歴史は興味深く、元々は戦後占領軍から日本の女性を守るための純潔教育から始まり、エイズパニック、東京都教育委員会の性教育バッシングなどを経て、日本の学校教育では、学習指導要領の歯止め規定もあり、未だ国際セクシャリティ教育ガイダンスにあるような包括的な性教育には至っていません。

工藤有里助産師からは、実際に学校現場で行われている性教育の外部講師としてのご経験から「命に関わる立場から 学校現場で伝える性の知識について」にお話をいただきました。

塩村あやか参議院議員からは、国の性教育に関する取組や認識について、ご紹介いただきました。

私は、事例紹介ということで、議員提案条例の福岡県「性暴力根絶条例」について紹介させていただきました。

特に「性暴力アドバイザー派遣事業」は、福岡県内の全ての小中高等学校に発達段階に応じた性暴力根絶に関する総合的な教育を行うもので、国が行う「いのちの安全教育」の参考事例になりました。

いのちの安全教育は、性教育とはまた違うと私は思っていますが、それでも大きな一歩であり、福岡県議会の議員提案条例に基づく取組がその参考となったことは大変誇らしいです。

私の説明資料がほしい方にはお渡しします。

こういった地方のモデルケースが国に反映されるような取組が全国に広がるといいな、と思いました。

これからも政策調査部として、若手議員の皆さんの政策立案に役立つ研修会を役員の皆さんと一緒に計画していきたいと思います。

★一般社団法人“人間と性”教育研究協議会
https://www.seikyokyo.org/menu/aboutus.html