今年観た泣ける映画 「七つの贈り物」 | 日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。

今年観た泣ける映画 「七つの贈り物」

2009年、観てよかった映画は? ブログネタ:2009年、観てよかった映画は? 参加中
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もしも、世界中から飢餓がなくなったら。

貧しい人々が、一人残らず豊かになったら。

あなたは今までに、そんなことを、想像したことがあるだろうか。

俺は、ある意味その偽善的とも思える想像を、

ここのところ、頻繁に試みている。

そうすると、どうだろう。

自分でも驚いたことに、涙が溢れ出し、とまらなくなるだ。

なぜだろう?

とても不思議だ。



俺はあるとき、なけなしの金を何に使おうかと考えていた。

それは100円だった。


ハンバーガーを食う。

カップラーメンを買う。



俺は考えた挙句、この映画をレンタルした。

この映画はまさしく、俺にとってのかけがえないない贈り物となった。

こんな切ない映画は、久しぶりだった。

心がふるえた。


映画の冒頭に、盲目の白人が登場する。

その俳優の演技が、とんでもなくすばらしく、冒頭なのに俺は泣いてしまった。



ウイルスミスの映画にはずれはない。

これは、俺が思っていることで、

世間一般では、どうなのだろうか?

俺の感性に合っているだけ?なのか。

あの「ハンコック」でも、俺は泣けた。



この映画は、盲目の白人。

余命僅かな、心臓病の黒人女性。

白血病の少年。

夫の暴力に耐え続け続ける、二人の子の母親。

それら、苦境に立たされた心の優しい人々を、ウイルスミス演じる主人公が、

かかわりを持ちつつ、癒してゆくというストーリー。

ラストへ話が進むにつれ、謎の行動をとる主人公の「目的」が次第に明らかになり、

どうしようもなく切ない、ラストシーンへと話が展開される。


この映画は、愛と贖罪の物語だ。


しかし、観る人間を選ぶ映画だと思う。

俺のように、すばらしいと思える人間と、

だめな人間が、はっきり分かれるに違いない。



だから、人には勧めたい映画ではある。


「七つの贈り物、観た?」

「それで、観た感想は?どうよ?」

(間違いなく、俺が今年観た映画のなかで五指に入る)


読者の皆様はこの映画、観ましたか?

それで……。

感想は、いかが?

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