詩「想像してごらん」
君の娘のボーイフレンドが、
将来、君の前に現れ、
「ああ、この子は好きだけれど、こんな人の子供になるのは嫌だな」
なんて思われることを。
想像してごらん。
君は、
娘にも、
娘の友達にも、
大切なパートナーにも、
優しい気持ちで接したらいい。
そうすれば、世界はきっと変わるだろう。
想像してごらん。
世界中の人々が、
一人残らず、君を愛しているところを。
君は満たされ、
もう、何も、
他人から奪う必要などないことを、
思い知るだろう。
想像してごらん。
世界は決して、悪意に満ちてなどいないから。
違うって?
それは君の誤解さ。
世界がどうなろうと、それは君自身の、こころの問題なんだよ。
想像してごらん。
ぼくらの暮らすこの世界は、
そこから、
人の頭の中の、
希望から、
始まったのだから。
