以前に見た、異常な悪夢 | 日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。

以前に見た、異常な悪夢

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何故こんな夢を見たのだろうか?

その異常さや、心理的にうけた恐怖は尋常じゃなかった。

夢が深層心理を投影しているのならば、

俺は精神崩壊、一歩手前に違いない。

俺はその夢の内容を、直ちにメモにとったのだった。





俺は、ある夜、こんな夢を見た。


どこかの学校、体育館に俺はいた。

これから、スポーツ競技を始めようというのだろうか?


中学生か。

それとも、高校生か。


男子と女子に別れ、それぞれが向き合い、一列に並んでいる。


何か嫌な空気が、流れていた。


その理由は、すぐにわかった。

その中で、一人の女の子が、男子女子、全ての生徒から執拗に罵られ、

徹底的にいじめられているのだ。


文字にするのもはばかれるような、罵詈雑言の数々。


特に、男子の言いようが酷かった。

俺は耳を疑った。

あまりにも酷すぎる。

クラス(かどうかは不明)全員で、一人の女の子を虐めているのだ。

その女の子に、逃げ道はなかった。

下を向き、顔を両手で押さえ、すすり泣くばかりだった。

この地獄のような状態から抜け出す、方法なんてあるのだろうか?


ああ、一つだけ方法があるじゃないか。


俺が心の中で思ったその瞬間、女の子は、泣き叫びながらどこかへ駆けだしていった。


これは大変なことになるかもしれない。


俺はそう思って、女の子を追った。

俺以外、誰一人として、女の子を追う者はいなかった。


女の子は何処にもいなかった。


俺は、校舎の外にあるトイレを、探した。


何故か、ここにいるという、確信を持って。


扉をひとつひとつ開けていく。


最後の扉を開けたとき、俺は、頭の中で思っていたことが現実になった事を知る。


女の子は、トイレの高窓のところにロープを掛けて、首を吊っていた。


俺は、叫び声をあげながら、必死になってロープを解き、

女の子を何とか降ろす。

顔は、すでに真っ青だった。


チアノーゼ状態。


開いた口からは、舌が飛びだしている。

目は閉じられたままだった。

生きているのか、死んでいるのか。



考えたくもなかった。



俺は女の子を抱え上げ、歩き出した。



いつの間にか、落ち葉の堆積した森の中だった。

森全体に、白い靄がかかている。


誰もいない。


静謐な空気があたりを支配する。


とても静かで、微かに邪悪な気配がただよっている。


小動物や、虫すらもいなかった。


俺は人を、


助けを求めて歩き続けた。

そして、女の子は、まだ助かるかも知れないと、信じ込もうとしていた。


しばらく歩くと、行く手に、白いものが二つ、見えてきた。

人だ。

俺は急いで、その白い陰へ向かって、歩を早めた。


そして、


白いものを、見下ろし、俺は愕然とする。


これはいったい何なのだ。


白いドレスを着た少女が二人。

並んで、落ち葉の上に横たわっている。


寝ているのではない。

死んでいる。


髪も。

顔も。

足のつま先から、頭の先まで真っ白だった。

何か、ペンキか何かで塗りたくられたような白さだ。

いや、違う。

肌自体が白い、真っ白だった。


俺は恐怖のあまり、叫んでいた。


「だれかあぁぁぁぁぁ」

「だれか、いないですかあぁぁぁぁ」

「だけか、たすけてくださいぃぃぃぃぃぃ」



俺は、頭がおかしくなりそうだった。

もう助けなど呼べないだろう。

ただ絶叫するのみだった。


「うああああああぁぁぁぁぁ!!」


絶叫が、急にリアルな音となって、耳に飛び込んでくる。



俺は、自分の叫び声で眼を覚ました。






日々を生きる。~妻よ。おまえはいったい何を望んでいるのか。


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