メロメロパーク
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2012年01月26日(木)

ポルターガイスト

テーマ:ブログ
ぼくが子供の頃の話。

そのとき住んでいた家は二階建てで、

ぼくの部屋は二階だった。

ときどき、ぼくの心の中の感情、

とくに、

恐怖や嫌悪などに呼応するように、

ぼくの部屋の天井から、ぽん、という音が聞こえた。

はじめのうち、ぼくは両親にそのことを伝え、

ぼくの部屋で実際にそのような音が聞こえるのだということを、

知らせようとした。

だが、両親を呼び寄せたときに限って、

天井からの異音はならなかった。


何年かその家で、その音を聞いているうちに、

ぼくは更なる遠い記憶、

おそらくは3歳とか4歳くらいの記憶なのだろうか、

幼児期に住んでいた家でも同じ音を聞いていた事実を思い出す。


この音は、不吉な出来事を警告するためのものだということも、

後に知ることになる。


ぼくが心の中で考えたことにたいして、

音が答えてくれる場合もあった。


この音はいったいなんなのだろうか?

敵ではないのかも。

でも、味方でもないか。


その後月日は流れ、

大学へ行き、

就職し、

ぼくは結婚し、別の家に引っ越し、

そして、妻子は出て行った。


ぼくは夕飯をジャンクフードで済ませ、部屋でくつろいでいた。

友人から電話があり、

携帯を握る。


すると間もなく、

通話が突然途切れた。


友人が車で移動中だったに違いないと思う。

ぼくは携帯の画面を見つめたが、

圏外表示だった。


一度電源を落とし、再起動する。


PCを使って初期化までしたが、

最後には携帯電話自体の損傷だと、PCには表示されていた。


携帯はひと月前に修理に出し、新品と交換したばかりだというのに。



家の中で電球が切れたり、(頻繁に)

食器棚から突然コップが落ちたり、

あり得ない頻度で電化製品が壊れたり。


多分これらは、何らかのサインだと思う。



そう。


また何十年かぶりに、帰ってきたのかも。


あいつが。
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2012年01月23日(月)

綿雪

テーマ:ブログ
雨まじりの雪だった。

フロントグラスに付着する様子で、

雪が混じっていることを知った。

死にたい気分だ。

今朝、

また娘の夢を見た。

夢はどうしても追い払うことが出来ない。

娘を想起させるものは目に入れたくはないし、

入れないようにつとめていた。

だから、外へ出ても、子供の声は聞きたくなかったが、

どこに行っても子供は目に入る。

娘を思い出すことによって、

暗く冷たい哀しみの底へ落ち、

這い上がれなくなる。

娘のことは愛おしいし、

会いたくて仕方なかったが、

それは叶わぬ願いで、

ぼくはなるべく娘のことを思い出すことを避ける意外になかった。

されど、一日のなかで思い出さない日は一日もなく、

だだ、思い出したときの感情をすぐさま紛らわすようにしていた。

レストランで食事をしていると、

娘と同い年くらいの女の子が歩いていた。

ぼくはその子を眺めながら、

心がざわつくのを感じる。

そして痛みに変わり、

最後には、

凍り付く。

そうさ。

ぼくの娘じゃないし、

ぼくのもとを去っていった娘に会うことはできない。

この日本のどこかで娘は元気でやってるさ。

実際に、ぼくの心配なんて必要ないし、

ひょっとしたら、ぼくのことなんか忘れてるかもしれないし。


気分を紛らわすことに失敗すると、

ぼくはいつも映画を見たり、

安物の酒を飲んだりする。

ここしばらくは、

酒を飲んでいなかった。

食事の帰りにコンビニへ寄った。

酒は売っていたがここでは買わない。

家の近くの酒類量販店で買った方が安かったからだ。

コンビニで雑誌を読む。

窓の外で、煙草を吸っている女が視界の隅に見えた。


ぼくはそのとき、

雨まじりの雪が綿雪に変わっているのを知った。


車に乗り込みワイパーを動かす。

雪はフロントグラスで完全に解けきる前に、

左右に掻き出された。


雪。

今年になって初めての雪じゃないか。

そんなことを思ったが、

何の感慨もなく、

痛みが遠のいてくれることだけを願った。


もう、たくさんだった。





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2012年01月23日(月)

川の流れのように

テーマ:ブログ
出来ごと

この世の中でおこることすべて

どんなに小さなことでも

どんなに大きなことでも

どんなに悲惨で最悪な出来事でも

どんなに大きな偉業でも

それらが起こる意味はあるに違いない。

運命という言葉は嫌いだけれども、

すべての事象について、

何らかの意味や意義を見いだせると思う。


どんなつまらないことだって、

肯定的に受け止めれば、世界が変わるに違いない。

職を失っても、

その先に全く新しい世界が広がってるかもしれないし、

または、職にありつけずにそこで野垂死にするかもしれないが、

考えるなら、前者だろう。


流れに逆らわないことだ。


ぼくはいつも、こう妄想する。

人は本来幸せになれるように出来ていて、

自分の直感や心の声に従えば、

必ずや幸せになれるんじゃないかと。


いつだってそうだ。


悪あがきして、

見栄を張って、

小さなプライドにこだわり、

エゴイスティックに選ばれた選択肢に、

未来はなかった。

本当に大切にしなければならないもの。

それは自分自身であって、

そのためには流れに逆らわないことだ。

流れてゆけばどこかにはたどり着ける。

流れているのに、

それに逆らって泳ぐから溺れてしまう。


どんなにあがいても、

流れに任せて流されてゆけば、

最後は海にたどり着くのだから。

遮二無に泳いで、

どこかの家庭の下水に紛れ込むのは、

もうたくさんだ。
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