五島市商店街が崩壊の危機に瀕している。
当社が監理している五島市の商店街、ど真ん中の旧パチンコ店がバナナのたたき売りみたいな金額での売買を提示された。
時代が変わったと言えばそれまでだが、このままでは土地と建物を担保にお金を借りることが出来なくなる。
更に新しい仕事をしたいと思っても、計画書が作れない。
予算が立たない。
今五島では青年会議所の会員減少が進んでいる、ロータリークラブの会員減少が進んでいる。
仕事が旨くいかないで、何でJC 何でRC まさしく正論である。
しかし市内で経営者の集団として組織化されているのは、青年会議所とかロータリークラブ以外に余り見あたらないのである。
五島市はコンパクトシティ構想の元で郊外店舗1万㎡を1千㎡以上の建物は建てさせないと決めた。
おまけに市議会では1千㎡と決めて2年も経たないのに同一地域だけ500㎡の規制を掛ける条例を可決してしまった。
自治体がコンパクトシティを進めるのには、中心部に商店街を集めることで地方税増収の意図もあると聴く。処が地方税増収どころか納税義務を履行できない店も出てきている。
今回五島市議会が可決した500㎡規制の基準は五島市内の商店街が500㎡位が最大の大きさであることが基準なったようである。
今インターネット販売とか、高速道路無料化の時代に1店舗500㎡で商品を賄う事は物理的に不可能である。
ならば一角の通りで、各種専門店をあつめ大型店舗に対抗するとか出来ないだろうか。
元気がいい ユニクロ、ヤフー が会議を英語で行なうとか、社内は全て英語とか時代はものすごいスピードで進んでいる。
それを五島市だけ商店街が小さいので500㎡で満足してください、と言っても消費者は当然納得しない。
五島は魚の宝庫である。
ミネラルを多く含んだ生の草を食べた牛の牛肉は最高である。
しかし保存が旨くいかないと宝の持ち腐れである。
上対馬では急速冷凍装置Casの工場が出来たが、五島市には無い。
そのうちに五島市の魚は安く買いたたかれる事になるかもしれない。
五島の将来は農業、漁業、観光で頑張るしかない。
その一翼を担うのが商店街である、その商店街が魅力がなかったら、当然観光客も来ない。
食べ物が美味しく無かったら当然、お金を払って食べには来ない。