なんかもう発売1ヶ月以上経った今ですが、
なぜかこの今にアリプロの新アルバムの感想を書こうという。
買った直後も書こう、書かないって彷徨ってたので。
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今回の新アルバム『芸術変態論』は7月25日発売だったのですが、
私が購入したのは8月2日のこと。
時系列的には里帰りの直後ね。
なんで遅くなったかっていうと、最初はオンラインで購入しようと思ったんだけど、
私アニメイトの特典が欲しくて(後に写真あります)。
けど買おうと思った時に購入ページを見たら、特典が記載されてない。
記載なしは付いてこないと思ったほうがよい。
そこで一縷の望みをかけ、アニメイトの実店舗に赴くことにしたのです。
そしたら…

ありました
CDは通常盤。アリカ様のセルフカバー魅惑劇が入ってますからね
そして右が特典の暑中見舞い!どうしてもアリカ様からのメッセージが欲しくて笑
実店舗に出向いた甲斐がありました。
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さて気になる曲の感想。
まず初めて聴いた時の全体の感想は、聴いたことのないアリプロ。
歌ってるのはアリカ様だし、どう考えても殿(作曲の片倉さん)だけど、っていう笑
アリプロじゃないっていうわけじゃなくて、結構今までと違う音を使ってたり、新たな一面みたいな。
けど繰り返し聴いた今。
やっぱりアリプロだ!に落ち着きました
デビュー25周年(2017年で)を迎えてもなお、進化を続けてるのってすごいなぁ。
とにかくその訳を曲ごとに書いていきます!
Ⅰ「芸術変態論」
早速表題曲!
やっぱりね、さすが表題曲って感じ。
1番(Aメロ~サビまで)に4回メロディが変わるのも、サビ前で一瞬音が静かになるのも、アリプロ的技巧!
サビの噛みそうになるほどの怒涛の畳みかけも最高
トレーラー聴いた時も鳥肌立ったし。
そしてトレーラーで聴けない最後、まさかああいう終わり方だなんて!
こういう曲調が変わるの大好きなんだよね。
歌詞も、私もこれでも一応創作者だからとても刺激されたし、勇気をもらえる。
この曲に限らず、アリプロは異端者の味方だし
ランキング的には上位!
Ⅱ「Tailor Tの変身譚」
A級戒厳令の、薔薇美と百合寧の不思議なホテルみたいだよね!
この手の曲も、やっぱりアリプロの得意技というか、裏切らないジャンルだと思う
スーツっていいよね…
男性が着るのも女性が着るのも大好き。
男性はそのまま誠実さとか、知性を感じさせるから好きなんだけど(中身が野性的だったらなおよい)、
女性がピシッと決めたスーツを着ると、カッコいいに加えてそこから浮かび上がる体の曲線のギャップが好きだったりもする。
よく会社のオフィスとかであるスカートのもスーツなのかな?
だとしたらそれも最高。
…やば、かなり性癖を暴露している笑
Ⅲ「ヤマトイズム」
アリプロの代名詞大和ロック!これも文句なしだね!
歌詞は昔から続く大和なのだけれども、
アルバム的に言うと、"己が歩んだ道が後に道となる"みたいな、時代の先を行く者であったり疎まれる異端者的な意味も含んでいるのかなと。
いつの時代も、今までにないものを創るから発展していったんだろうね。
その時に信じられるのは己だけ。大和心に通ずる気も。
Ⅳ「少女昆蟲記」
なかなか攻めたメロディだよね。
なんか他にも、初めて聴いた時にびっくりするような曲があった気がするんだけど、忘れた笑
結構イントロと間奏も好きなの。
特にラストのサビに入る前のバイオリンとピアノが好き!
Ⅴ「眼球ロマン」
アルバムの中では一番落ち着いてる…というか、
ロリィタ系の優雅な感じの曲。
歌詞というかストーリーの解読が出来そうでよくわからないところにいるけど、
実はちょっとホラー風味もあるんじゃないかって。
私ね、少々生半可な気持ちもあるかもしれないけど、眼球というものにわくわくするのよね。
実際にあるとどうかは知らないけど、眼って綺麗だなぁっていつも思う。
まさにロマン。
義眼とかもビビッとくるほうで、ハリーポッターにマッドアイ先生(アラスター・ムーディ)っていうのがいるんだけど、密かにあの義眼+眼帯にわくわくしてた。笑
夏の特別詩集『深淵的墜下録』の純愛的解剖学でも似たようなこと書いてたし。笑
Ⅵ「青空」
トレーラーで聴けるのは上記5曲まで。ここから初体験。
ここまでトレーラーで聴いた曲をフルで聴いて、あれが1位かしらなんて考えていたところで、
私の記憶は完全に吹っ飛んでしまった。この青空という曲によって。
そもそもアリプロで"青空"という単語を聞き慣れていないため、少し気にはなっていた。
それでまたもアリプロで聞き慣れていない曲調のイントロから口を馬鹿みたいに開けて、
3分ちょっとの短い時間、考える余地をも与えられぬまま静止していたわけで。
曲が終わってそのまま強制的に次の曲、次の曲と流れる合間も、
ずっと青空の衝撃が脳を支配しており。
何度も中毒的に聴いた今、この曲の素晴らしさだけが胸中を支配しております。
アリプロで初めて聴くようなメロディだけれども、他に何も考えられないような曲を作れるのはアリプロの仕業以外にはあり得ません。
なんかリリースイベントの人気投票でも、芸術変態論と1位を争っていたとか。
私もアルバムで1位は何?と訊かれたら、青空と答えることでしょう。
むむむ、他と人と同じなんて私は安直な女だ…とも思っているのですが。
Ⅶ「極まれり」
なんか不思議…メロディもすごいうねってるし。
アラビアンを感じなくもない。
歌詞に詩人が出てきたよ!
私が何のために詩を書いているのか。グッとくる。
あの歌詞で以てこのタイトルなのだ!っていうね。
最後の静かなメロディが好きだなぁ。
聴き終わった後に胸に残り続ける感じ。
Ⅷ「或る修道士の告解」
イントロが特徴的!
こんなに場面が浮かぶというか、世界観を強く作れるのってすごいなぁ。
すごいなんか大逆転裁判が思い浮かぶんだよね!
特に大逆転裁判2にコネット・ローザイクちゃんっていう美しい女性がいるんだけど、コネットちゃんのBGMを感じさせる
この曲はアリカ様曰く、美味礼讃シリーズらしい。(アリカ様のブログより)
だとするとバラエティ豊かになるよね!
どこかで言っていた、美味礼讃シリーズだけでアルバムを作るのも叶うんじゃないかしら
Ⅸ「タンゴ・ダダ」
この曲、密かにポイントが高い。
そもそもタンゴが素敵な音楽だものね。
Twitterでぽろっと言ったのだけれど、アリカ様は最近になるにつれて声に深みが出てきたと思うのね。
だから、タンゴ・ダダのような情熱的で奥行きのある曲は、今のアリカ様だからこそ映える!って思うの。
特にサビの低音から高音にぐっと持って行くときの声がほんとに好き。
タンゴならではの情熱と、そこに孕む悲しさを感じて、切ない気持ちになる。
快楽のススメの「禁忌 TABOO」は激しいタンゴで、また雰囲気が違っていいよね。
Ⅹ「Freak Out (Instrumental)」
インストですね!
イントロは静かな曲なんだろうな、と思わせつつの!
最初はビクッとした(笑)突然の大きい音に弱いから
これを聴いた時、おもちゃ箱が思い浮かんだの。
おもちゃのチャチャチャであるような、兵隊さんとか楽しいおもちゃたち!
何となくここまで聴いた流れでは思いつかないような。
実はこれが、夏の特別詩集『深淵的墜下録』のSTARSに影響しているのですよ。
また最後にイントロと同じメロディを持って来るのがいいよね…
おもちゃ箱の楽しい雰囲気からこれだから、すごく切ない気持ちも残る。
だからまた聴きたくなっちゃうの!
アルバムの最後の曲って大事だから、さすが殿だなぁと思いました。
ま、通常盤は次もあるけどね笑
Ⅺ「魅惑劇」
さあ、通常盤ラスト。
お待ちかねアリカ様のセルフカバー、「魅惑劇」!
簡単に説明すると、人気スマホゲーム「あんさんぶるスターズ!」のキャラクターソングにアリプロが楽曲提供したのですね。
私のところでも紹介しました。→★
提供先が男性アーティストって、なんか珍しい気がしない?
でもとても良かったと記憶している。2年前だから記憶が…笑
それで2015年にもアリプロが楽曲提供したことがあったのだけれど、その時もアルバムにセルフカバーが収録されたので、
魅惑劇も期待していたら無事出ました
聴いた時、元々男性が歌ってるから、アリカ様には音が低いんじゃないか…とちょっと心配に。
でも女性の低音が逆にセクシーだったりするのかも、と。
それであの男性が主体の詞って、なんかちょっと、興奮してきちゃった。
なんかこの魅惑劇の歌詞って、ちょっと怖いところもあるけど、
とても明るい歌詞だと思うのね。ただただ幸福の真っ只中みたいな。
それがまた新鮮なのよね!
通常盤ってジャケットが白と金が基調なんだけど、
魅惑劇はアルバムのために作られた曲ではないのに、そのゴージャスな感じがとてもぴったり合っているという!!
見えざる力が働いてるな。(最後に言う言葉じゃねぇ)
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全10曲(通常盤は11曲)のうち、前半5曲はALI PROJECT 『芸術変態論』 トレーラーで予習できるのですが。
今回は珍しくその5曲だけで、後半は買ってのお楽しみ!だったのよね。
(例:A級戒厳令は10曲トレーラーで聴け、快楽のススメは2曲のみなど)
でも前情報なしで聴くっていうのもとても良いと思うのよね。
前半で買う取っ掛かりを見つけて、後半にわくわくする。
そのおかげで、青空で吹っ飛びましたし。笑
最近ね、「NO MUSIC, NO LIFE」が沁みるのよ。
音楽が好きすぎて、近くにありすぎて、好きだったことを忘れるくらい。
特に青空は、そんな音楽の嗜好よね、と感じる話でした。
9月5日から書き始めてなぜか9月9日に完成し、
もはや詩の解説と同じテンションになった『芸術変態論』の感想でございました。
どうもありがとうございました。

再怪から「真夜中の朗読者」
