Vol.1 『ヒンテク村との出会い』
GQ Familyが訪れたヒンテク村のあるサワンナケート県は、首都ビエンチャンから南へおそよ500km。
サワンナケート県の中心部市街地から、さらに90km南下したところに、その村はありました。
【日本~ビエンチャン】・・・1日の移動。
【ビエンチャン~サワンナケート中心部】
・・・さらに1日の移動。
【サワンナケート中心部~ヒンテク村】
・・・翌日、さらに2~3時間の移動。
・・・・と、
村に着いたときには、「やっと着いた~~!!!!!」と、
ある種の達成感が(笑)。
でもでも、やってきた私達の移動距離なんて、まるで小さく感じてしまうくらい、
この訪問に備えて村中の人たちが一生懸命準備をしてくださっていたことを・・・・、
次第次第に知ることになります。
県の市街地を離れ、村に向かう道路に入った辺りから、明らかに道が悪くなってきました。
ヒンテク村との出会いを目前に、ここで一つめの驚きの話を耳にします(><)。
「 雨季の終盤で降り続けた大雨で、ヒンテク村へつづく道がぐちゃぐちゃになってしまって、
『耕運機』でないと進めないような状態になってしまった。
だけど、皆さんが無事に到着できるようにと、、村の人たちが少しずつお金を出し合って、
道路を整えたんですよ。」 ・・・・・・・と。
耕運機って、わかりますか? 下の写真ですれ違っているやつです。
(おじさん、「なんだなんだ!?」と振り返っていますが(^^; )
田畑で使うものなので、タイヤが大きくて、ぐちゃぐちゃな場所でも走行可能。
こういう乗り物でないと走れないくらい、グチャグチャな道路になってしまったと。
そして、どうやらそれは例年のように起こることのようです。
整った道路に慣れている日本人の目には、この状態でも随分と悪路に見えてしまうかもしれませんが、
両端の削れている部分、ここの土を掘り返して中央の道に盛って、そこを均して・・・・
私たちの乗った車が走れるようにと、協力してお金を出し合って準備してくれたというのです。
「これは・・・・大変なことだぞ。。。。」
途中、「私たちが乗ってきた車では、渡れない・・・」という場所が。
けれどそのポイントでは、村の男性達が私達の到着を待っていてくれました!
隣村の男性達までも、手を貸しに集まってくださったとのこと(><)
車を降りて、隣に仮設された臨時の橋を歩いて渡ることに。
そして、村の男性達が次々と、車から降ろした荷物を担いで、反対側まで運んでくれました(><)。
このために、農繁期の忙しい時期の午前中から、集まっていてくださったんです。。。。
そして橋を渡った反対側には、私たちが乗り換えるための車を用意していてくださって・・・
ただただあっけにとられて・・・・
村の皆さんの好意に甘えて、促されるままにさらに車を乗り換え、さらに村の内部へ・・・
「どっこん。どっこん。」と、お尻ははずみ、カーステレオから流れるアジアンな音楽も、振動のリズムに合わせて、「きゅきゅっ」と止まったり、リスタートしたりをエンドレスで繰り返して、まるでDJ付のターンテーブルで流しているような状態(笑)。
でも、誰も気にしません(笑)。
その、「きゅきゅっ」の度に、頭やら肩やらを車の中でぶつけつつ・・・・
村に入ってまず最初に向かうは・・・・学校!!!
とにもかくにも、「ご挨拶をしに行こう!!」と向かった先で、私たちの目に飛び込んできたのは・・・・
「な・・・なななななんか、子供達がいっぱい・・・
いっぱい・・・ミッシリ待ってるよ!!!!!?????」
てにもつラオスと日本の国旗は、子供たちの手作りです。
あまりの大歓迎に感激を隠せない中、
私たちも覚えたてのラオス語「サバイティ~(こんにちは)」
を何度も言いながら、手を合わせて、目を合わせて子供達
1人1人とご挨拶。
校舎の中に入ると、村の大人達も大集合していました。
この後ろには子供達も群がって、窓からもお客さま。。。
なにやら大注目を浴びながら、「はじめまして。」の式典が始まりしました。
私たちは前方の席に座り、校長先生から一人ひとり名前も呼ばれて、ご挨拶。
県のお役人さん、郡のお役人さんからも、
一通りご挨拶が。
沢山の関係者の方のサポートがあって、この訪問が実現しているんだということを、ヒシヒシと感じた瞬間。。。
以降、お役人さんたちも、一緒に交流して一緒に踊って一緒に村ステイ(笑)。
この日がGQ Family×ヒンテク村、初めての出会い。交流の歴史のスタート。
「よろしくお願いします。」
「それでは、今日の午後、まずは子供達との交流からスタートしましょう」
待ちに待ったヒンテク村への到着。
それと同時に、村のみなさんからのあまりの歓迎に、
次から次へビックリやら感激やらで、既に気持ちが大忙しのGQ Family一行。。。
ランチタイムにはいったんお家へ帰ってお昼ごはんを食べ、午後に再度登校してくるという
スタイルのヒンテク小学校で、はじめて子供達と一緒に下校して・・・
午後からはいよいよ、本格的な交流がスタート!
「うまくみんなと仲良くなれるだろうか・・・・」
期待と緊張でドキドキです(><)
つづく・・・・・