基本情報
神社名:片瀬諏訪神社
御祭神:建御名方命・八坂刀売命
社格等:村社
鎮座地:神奈川県藤沢市片瀬2-21-16
最寄駅:鵠沼駅・湘南海岸公園駅・目白山下駅・片瀬山駅・江ノ島駅・湘南江の島駅・片瀬江ノ島駅
公式サイト:https://katasesuwajinja.com/
御由緒
当神社は、今から千二百八十年余り前(奈良時代)養老七年(723年)に信濃国(長野県)諏訪大社の御分霊として上下両社に鎮座されました。諏訪大社の御分霊では最古の社とされています。
片瀬の地は現在とは大分地形が異なり、以前は水面の覆われた大きな沼湖であり、それが諏訪湖を取り巻く諏訪の地に良く似ていたことからこの地が選ばれたと思われます。
下社は弘仁三年(812年)大江朝臣政文により宇宮畑(片瀬一丁目)から鯨骨の地(現在の鎮座地片瀬二丁目)に遷し、天長三年(827年)村岡五郎義員が上社を諏訪ヶ谷より字浪合(現在の鎮座地片瀬一丁目)の山腹に遷し、現在に至っています。「立石」「諏訪ヶ谷」「宮畑」「浪合」「神田」「鯨骨」等の諏訪神社ゆかりの地名がいまだに残っています。
御鎮座以来、天慶二年(934年)伊豆守護職菅原氏胤が両者に修理を加へ、建久二年(1192年)領主は田畑を寄進、正慶二年(1333年)新田義貞討幕の際、社殿、神宝を焼失し、貞和三年(1374年)、別当玉蔵院(宮司相原家先祖)が聖護院宮に上申して社殿を再建しました。
上社は安永七年(1778年)に、下社は嘉永元年(1847年)に改築、明治六年(1873年)村社に列しました。
幾多の変遷をたどり昭和十四年(1939年)、敬神の念篤き、甘糟森太郎、浅五郎、吉三郎、三氏が、下社社殿を改築し、御影石の大鳥居、社号表、灯篭、狛犬まで寄進され同時に記念事業として参道が整備されました。
昭和五十九年には甘糟豊太郎、三郎、四郎、三氏の篤志により上社社殿が改築され尚一層の神厳なる御神域となりました。
頒布のリーフレットより
御朱印
御朱印帳
様々な種類のオリジナル御朱印帳を用意。サイズは18cm×12cmの大判サイズと思われ、初穂料は各2,000円(見開き御朱印帳は3,500円)
※筆者は拝受していないため、情報のみ記載。
境内案内
参拝を終えて
奈良時代からこの地にあるとされる当社。幾度となく遷座を繰り返してもなおこの地に存続しているのは、まさに氏子の崇敬の念の賜物と云えよう。諏訪大社の創建自体は不詳とされているが、当社の創建が養老七年(723年)とすると神話の時代や古墳時代といった説が現実味を帯びてくる。このような関係が段々と見えてくるような感じがして面白い訪問となった。
地図