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>>私の履歴書③~ナースアウトとの出会い⭐︎社会活動を始める直前までのこと~
息子が1歳になり、貯金がなくて、正社員だけど低賃金な6歳年上の夫の手取りで4人家族の生活はますます厳しくなりました。
当然の如く、よし、仕事をしよう。
ということになり、もれなく待機児童となりました
2人目の子なので、上の子の時に、子育て支援課をぐるぐるたらいまわしにされた経験から、さくっと手続きだけして余計な相談はせずにすみました。面倒な話もさくっと終わってあっさり手続き。
1人目の子の時の真剣な相談はどこへやら。
行政攻略ガイドを作れるかもしれない勢いで。
待機児童申請も最短突破です。
2人目母は強し。
なので、待機児童申請したまま、認可外保育園へ預けます。
本当はやりたかったシステムエンジニアの仕事を諦め見つけた仕事はコールセンターでした。
大手メーカーの家電修理相談業務です。
アルバイト情報誌で見つけました。
短時間のシフトで好きな時間が選べる。
ハローワークの仕事には出てこない!子育てにとっては好条件。
勤務地のアクセスもよく、時給も普通のパートよりも高めの900円。
迷わず選びました。
下の子は待機児童、認可外保育園。
上の子も当然、待機児童です。
上の子は、3歳半。
仕事を見つける前に、私が気に入り、
プレスクールとして年間支払済の幼稚園を娘自ら拒否
「こんな赤ちゃんの幼稚園には行きたくない!」
おまえだって、まだまだ赤ちゃんだろこんにゃろー!
って感じでしたが、
せっかく仲良くなりつつあった先生たちに、本当にただただ申し訳なく、、、
私たち親子はその園からこっそりいなくなりました
どこの幼稚園も合わない・・・
絶望的な教育環境選びが始まります。
保育園・幼稚園ジプシーをする中、ようやくで会えたのは、モンテッソーリ
専門の園。
好きなお仕事を選択して日々取り組むというスタイル。
うちの娘のスイッチにばちこーんとはまったわけでした。
結局、中学生になった今でも日々そんな感じで過ごしています・・・。
しかーし・・・・・・・・・・・・・・
車がない・・・。
通勤時間に、希望の園のスクールバスがお迎えにはきてくれないため、下の子と同じ認可外保育園には朝預けて、スクールバスで別の認可外の幼稚園に通園させる日々がはじまります。
1ヶ月の研修で同期の女性たちともすっかり仲良くなり、マニュアル通りのお仕事が始まります。
電子回路や、ハードウェアについての情報がたくさん入ってくるし、設計図もサポートしながら見ることができたりと、システム設計やシステム開発はないので物足りないものの、結構内容的には満足できるものでした。
マニュアル通りと言いながらマニュアル対応の難易度は高く、電話の操作をしながら、画面のシステムに通話記録をタイピングし、サポート内容をフローチャートのシステムを操作しながら改善策を提案していくものです。
1件の対応時間の目標もあり、達成目指すことや応対の品質にも厳しく評価が下され、出勤の勤怠についても厳しく時給に反映されるお仕事です。
しかしながら、修理相談という言葉の甘さを痛感します。
そう・・・。
入電のほとんど半分以上がクレーム案件だったのです!!!
大手メーカーの家電修理相談室なのに、別の下請けの会社に勤務している私たちが、「●●社の社員でございます」と名乗って対応するのでした。
不思議だなぁと思いながらいろんなお客さんに怒られ、時には第一声が怒鳴り声だったりでヘッドセットで耳の鼓膜をやられたりしながら、対応します。
その次の非正規雇用のシステム会社が、コールセンターシステム開発の会社だったので、クレームの第一声で鼓膜がやられるからAIでコントロールできないかと直属の一番上の上司に提案したりしたんですがね、どっかのセンターで実現してないでしょうかね(笑)
アルバイトの仲間たちが一人二人と減っていく中、下の子が無事待機児童解消、初めての認可保育園に入園できたりしましたが、結局は子どもたちも点々バラバラ、、、
保育園幼稚園へ通園させて、寝落ちしたちしながら夜中の3時過ぎまでバカ真面目に家事をして、せっせと9時45分の通勤時間を働くのですが、月曜日だけは保育園の洗った昼寝布団のカバーを付け替えなければならない日だったり、給食なのに、白いご飯を持ってくようになっていたり、とにかく持ち物が細かく、朝も4時とか5時に起きて準備していました。
よくやったモノだなと我ながらバカ真面目さに感嘆してしまいます。
息子は認可外保育園当初、まるっと1か月慣れることができず、迎えに行くまでの間全力で泣き続けていたようです。
まんまるだった(´・ω・`)息子の顔がげっそり痩せ落ち半分くらいの大きさになってしまいました。
完全なるワンオペ育児だったので、私から離れることなくおんぶでぶら下がっていたため、他人の手や、自宅以外の環境に慣れるのが大変だったのだと思います。
だから、今、私たちNPO北海道ネウボラでは、母親以外が乳幼児期に手を貸し、ぐるぐると抱っこし合える関係づくりに励んでいます。
ママじゃなくてもみんなあなたのことを愛しているよ
安心して、大丈夫だよ
MamMamステーションにくる赤ちゃんや、子連れで出勤してくるママたちの赤ちゃんたちには、そんなメッセージを込めて
いつも抱っこさせてもらっています
私だって、本当は預けないで一緒に過ごしたかった。
げっそりやせ細っていく我が子を連れ、良い環境と言えない雇用の場、子育ての環境の中で働くということは本当に辛いことでした。
辛かったけど、収入を得なければいけなかった。
他にどんな選択肢があったのか教えてほしいと、今振り返ってみても、やはり園選びも、仕事選びも、通勤方法も、すべてが母親だけの自己責任で、誰も助けてくれることのないのが子育てだったのでした。
帰り道は、2園巡り、運動神経がなくて自転車に息子しかかごに入れられなかった私は、健脚でスタミナ太郎な娘と、1時間かけてアンパンマンの石像のある公園によったり、ウォータースライダーのある公園によったり、ブラブラグルグル、またパパの社宅へと戻るのでした。(さらっと書いてますが土地勘のあるひとにはすごい距離だということがわかるかと思いますてへぺろ)
そんなこんなも約1年。
その次はなんだったけなぁ。
とりあえず、コールセンターの仕事は常にランキングトップに名前を連ね、業務もおおよそ極めてしまうも、子どもの病気など勤怠で時給が落ちていき、すっかりモチベーションを失ってしまったのが次へのチャレンジとなったような記憶があります
人よりできてるのに、子どもがいるどうしようもないアクシデントのために、評価が著しく低いということが当たり前のようで、遅刻欠勤はいつも怒られます。
子どものために申し訳ありません。
その言葉が板についてきたのもそのころだったのかもしれません。
今考えると、フィンランドではそんなこと言わなくていいんです。
日本の社会は子育てに寛容でない社会だったんです。
わからなかったので、ただただ真面目に一生懸命生きていました。
でも、早朝から起きてお弁当を作り、夜中明け方近くまで家事をして、車もなく子どもをあちこち保育のために連れて歩く道々。
わけのわからないクレームで汚い言葉でののしられ、けたたましく怒鳴られ、少しでも対応が悪いと職場の上席にまで怒られる日々です。
疲れ果て、歩道橋の上から飛び降りたい、大きな幹線道路のスピードを上げて走るトラックの中に飛び込みたい。
そう思って、半分を身を乗り出した歩道橋。
1~2歩、子どもの手を引き幹線道路に飛び込みそうになったこと。
地下鉄の先頭車両の通過に吸い込まれそうになったこと。
自宅で泣き止まない子どもたちに声を荒げたこと。
包丁を持ったまま、自分の心臓に刃を向けてみたこと。
そんなお母さんは私以外にいっぱいいるんじゃないか。
そう思うから、この活動をしています。
だって、社会があまりにも、子育てに優しくないのです。
子ども虐待をニュースに取り上げますが、それを作っているのは社会全体の意識なのです。
私たち母と子は社会全体のしわ寄せを受けて、子ども虐待の起こりうる可能性の高い状況を作り出しているのです。
だから、私は他に誰もわかってくれなくても、そんなお母さんのことわかるよって言ってくれる人と巡り合えることのできる場所をつくりたいと思って。
このNPO北海道ネウボラの赤ちゃんひろば、相談室の活動をしています。
北海道にフィンランドのネウボラのような社会全体が子育てを祝福する仕組み。
早く、みんなと共有して、実現できますように。
また、どうぞお付き合いください
子どもの発熱で干され続けてきた転職人生!!
札幌市教育委員会も小中学校を明後日から閉鎖決定!!
諸問題あったし微妙な明後日だけど、子どもたちを守るため、動いた、北海道と札幌市の大きな縦割りの壁。
北海道の審議会でもずっと言ってきた、妊娠期から切れ目ないを行政の看板フレーズだけにしない。させない!市民の声で!!
でも・・・それだけじゃだめなんだ!!!
北海道、札幌市お母さんお父さんの雇用と収入も守って!
>>私の履歴書③~ナースアウトとの出会い⭐︎社会活動を始める直前までのこと~
上野千鶴子代表WANネットサイトでエッセイ連載中
2020年メディア実績
2020/1/7 北海道新聞朝刊 科学実験親子で楽しもう
さっぽろサイエンスフェスティバル告知掲載
2020/1/9
【HTBニュース】なぜ?ねえどうして?科学・音楽を親子で学ぶ教室
https://www.youtube.com/watch?v=EqF9CIHc3Aw
NHKニュース 冬休みに科学を楽しむイベント
https://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20200109/7000016867.html
2020/1/21 さっぽろ10区 さっぽろサイエンスフェスティバル
以下、ハッピー・ファムの会社概要に掲載している略歴を掲載します。(2020/1/2追記あり)
http://happyfam.co.jp/company/
- ハッピー・ファム合同会社代表 2019年3月設立
- NPO北海道ネウボラ代表 2015年12月設立
- 札幌プログラミング教育普及委員会副代表 2017年5月設立
- 一般社団法人ブロックチェーン北海道イノベーションプログラム理事 2018年11月設立
- NPO法人札幌チャレンジドIT講師 2018年4月~
- 北海道子どもの未来づくり審議会委員 2016年12月~2020年12月(2期目)
北海道苫小牧市生まれ。苫小牧工業高等専門学校卒業後、地元企業にて社内SEとして3年の勤務。その後、同校専攻科電子・生産システム工学専攻へ入学、情報工学学士取得、札幌市企業の社内SEとして勤務。
出産を機に退職し、2児を育てながら非正規雇用を転々とするが、北海道大学、北海道教育大学の非正規雇用事務など経て2016年NPO北海道ネウボラを設立。子育て支援活動に従事。
2017年パソコンを使わないプログラミング教室モイ・イー・クラス開室。2018年札幌プログラミング教育普及委員会立ち上げ副代表に就任。同年9月に一般社団法人ブロックチェーン北海道イノベーションプログラム立ち上げ時理事に就任、ヘルスケア部会に所属。乳幼児メディアアドバイザー。
2019年6月 TVHテレビ北海道 道内にも広がるAI最前線
代表者メディア掲載実績
≪新聞≫
- 2016年7月5日 北海道新聞朝刊 参院選2016①女性活躍 「多様な働き方増やして再挑戦しやすい社会に」コメント掲載
- 2016年12月11日 北海道新聞朝刊 「子育て支援はフィンランド流」NPO北海道ネウボラ代表としてコメント掲載
- 2017年7月7日 日本経済新聞 フィンランド流育児支援シンポ あす、NPOなどが 掲載
- 2019年1月5日 北海道新聞朝刊 新春私のメッセージ5「プログラミング必修化 AI時代 論理的思考養う」札幌プログラミング教育普及委員会副代表としてコメント掲載
- 2019年1月21日 北海道新聞夕刊 「プログラミング教員が教材体験札幌で勉強会」札幌プログラミング教育普及委員会副代表としてセミナーの開催様子が掲載
- 2019年3月17日 北海道新聞朝刊 「スマホの使用ルールどう守らせる?」専門家としてコメント掲載
- 2019年5月24日 北海道新聞朝刊 男性の育休考える 札幌でシンポ
- 2019年6月12日 北海道新聞朝刊 札幌市2歳女児虐待死事件についてのコメント掲載
- 2019年6月23日 児童虐待防止「悲しみ繰り返すな」 札幌でNPO訴え /北海道
- 2019年7月13日 北海道新聞夕刊 参院選に行こう!大作戦 市民・学校・企業 イベントや特典
- 2019年7月15日 北海道新聞朝刊 <問う 2019参院選>「輝く女性」独り歩き 政府・与党重点政策に疑問の声
-
2019年9月7日
毎日新聞繰り返さない札幌2歳児衰弱死事件についてコメント掲載 -
2019年9月25日 プログラミング教室小学生向け続々 専門家としてコメント掲載
-
2019年10月10日北海道新聞朝刊 ひと2019に掲載 女性支援に取り組む団体の代表 五嶋絵里奈(ごしま・えりな)さん
≪テレビ≫
- 2016年10月1日 HTBイチオシ!モーニング中のニュースにて第二回北海道ネウボラ研究会開催が報道
- 2016年10月26日 HTBイチオシ!ピックアップ中のニュースにてネウボラ相談室開催が報道
- 2017年3月12日 NHKニュース 子どもの貧困を考えるシンポインタビューコメントが報道
- 2017年3月30日 J:COM デイリーニュースで『第3回北海道ネウボラ研究会』 開催とインタビューコメントが報道
- 2018年2月27日 TVHワールドビジネスサテライト「ブロックチェーンで先進都市に!北海道でエンジニアを育成」インタビューコメントが報道
- 2019年6月7日 STVニュース 2歳女児”虐待死” 幼い命は救えなかったのか 48時間ルールとは 児相と警察対応の狭間 札幌市
- 2019年6月8日 HTBイチオシニュース 虐待から子どもを守るには
- 2019年6月9日 HTBイチオシニュース 切れ目のない子育て支援 他の事比べなくていい あいの里ネウボラMamMamステーションが報道
- 2019年6月19日 STVニュース 親の体罰禁止法が成立”子どもを守る現場とは”
- 2019年6月22日 HTBニュース 「ネウボラを活用して」2歳女児衰弱死うけ街頭で
- 2019年6月22日 STVニュース 悲劇を2度と繰り返さない2歳児衰弱死事件うけ子育て支援団体が街頭啓発
- 2019年10月29日HTBイチオシ シニアのスマホ事情特集 講師 システムライフアドバイザーとして紹介
- 2019年11月22日HTBニュース 札幌市女性応援festa登壇の様子が報道
他多数
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