昨日に引き続き、よろしくお願いいたします。

ネタバレ含むかもしれません。ご注意ください。

 

 

さて、韓国映画「オ!ムニ!(오!문희)」2020年製作

 

 犯人不明ひき逃げ事故として 片づけられようとしますが…

お祖母さんがそうはさせじと、騒ぎます!

 

がんばれ!お祖母さん!

 

 

だけどお祖母さん、痴ほう症を持っていました。

記憶があいまいなので、薬を飲んでいました。

時折明確に思い出すことがあり、それを何度も口にします。

今回も事故のキーワードになる言葉を口にしましたが、

「口にする」といっても

警察署に行って大騒ぎしたり

看護師のお尻を見て 「大きいの」 と言ったり

説明が上手くできないものだから、人を怒らせたりして

見ている側としては 「早く分かってやって!」と焦りました…

 

 

息子がたまりかねて

「おかあさん、私は今までお母さんが何をしようと

どんな結果になろうとも、絶対お母さんを責めませんでした。

だけど、娘がこんなになって…

がまんできません。許せません!」

と言います。

 

 

あるとき、はっと

お母さんは事故のキーワードを掴んでいるのかも…

と思いつきます。

 

 

そんな、記憶もあやしい人に思い出させるなんて…

と思いましたが

お祖母さん、一所懸命でした。

 

 

なんと最後にはブルドーザーも運転しましたよ!(笑)

犯人を追い詰めました!

 

かっこいい!

 

若かりし頃は、色々な職業をされて、

一所懸命家族を養っておられたのでしょうね。

 

 

また息子がお母さんを責めなかったのも

昔父親から虐待を受けて出来たキズを、

一所懸命治してくれたことがあったからでした。

 

 

ただお祖母さん、自分がこのまま生きていくのはいやだと

木の上に登ってしまいますが

さすが息子さん

「同じ死ぬなら 息子にお金が入るようにしてくれないとね」

など、きわどい説得していました。

そんな保険に入っていないのに、入っているようなふり…

 

 

これが最後のシーンだったのですが、

そんな (映画で)言うの?

と驚いたあまり、これで今まで見ていた感想が吹っ飛んでしまいました。

 

 

ただ韓国では、大きい病院の隣に葬儀場があるところが多いので

生と死は隣合せ

という感覚が日常的なのかもしれません。

またそれが人間として普通なのかもしれないとも思います。

人は誰でもいつかは霊界に行くのだという厳粛な事実を

常に内に持っていないといけないと思います。