PM5:00ごろ
何とか分娩室についた
終わりの見えない苦しみから
やっとここまでたどり着いた
分娩台が高くて乗るのにてこずる…
痛みがMax!!
腰がくだけるか…
お腹が破裂するか…
産まれるか…
どれが先なんっ!!
すぐにいきんでいいんかと思いきや
『まだまだいきまないで!
赤ちゃんもっと下がってきてから!』
えーーーー
まだぁー
PM6:00まえ
今まで付き添っていてくれてた看護学生の森さんが
『産まれるまで居たかったんですけど、6時までなんです。今日1日ありがとうございました…』
って言いに来た。
『えーーー
森さん帰るん
帰らんといてー』
困る森さん。
『ずっと一緒にいてくれて心強かった…ありがとう…がんばって赤ちゃん産むわー ほんとありがとう!!』
って伝えると、森さん涙ぐんでました
そんな森さんにごりちゃん
『じゃあ6時からプライベートでおいでよ』
ってその場を和ましてくれた
ここからは広い分娩室にごりちゃんと2人きり…
いきみたいのを我慢するのが何よりツラい

お尻にズンズンあずきがおりてくる。
ごりちゃんうちわを片手にテニスボールでお尻を押さえてくれていた。
(最終手やったみたいやけど!)
ってゆうか
看護士さんたちどこいったん!!
ほったらかしやん!
って状態が長くつづく…
PM7時ごろ
様子をみにきた助産師さんから そろそろやねって言葉…
横向きに寝て体を丸めるような体勢にされて
『いたみがきたらいきんで!!』
えっ
この体勢で産むん
解らんままいきむ…
んんーーーーーーーっ
ハァハァハァハァ

んんーーーーーーーーっ
ハァハァハァハァ

すっごくう○ちがしたいかんじ

オマタにあずきの頭が挟まってきた!
ああーいよいよ…早く出して…
ってゆうかごりちゃん立ち会いしないのに早く出ていかんと…
(カンガルーケアからの入室希望やのに
)
仰向けになって
(コレが1番ツライ体勢…)
いきむ…
んああぁぁぁーーーーっ
助産師さんたちがバタバタとお尻の下にシートひいたり
お腹の上にタオルおいたりまさしくお産の準備がはじまる…
ここでごりちゃん退室。
オマタにオリーブオイルを塗られて
何回かいきんだあと
『赤ちゃん出にくいようやから会陰切開するから麻酔しますね』
会陰切開はなるべくしたくないって言ってたけど
この際なんでもいいから早くして…
んああぁぁぁーーーーっ
パチンパチン!!
ぎゃあーーーーっ!
いったぁーーーーーい!!
『頭でてきたよぉ!』
『もういきまないでハッハッって呼吸して』
ハッハッハッハッハッハッ
『やっぱりもう1回軽くいきんで~』
んーーーーっ!
ハッハッハッハッハッハッ
ドゥルルーーーーーーン!
ってあずきの姿がオマタの間から見えた!
『おめでとうございまーす!』
産まれた!!
やっと会えた!!
長い道のりを越えてずっと夢見てたこの瞬間!!
感動と興奮で涙がとまらない!
『おぎゃあ おぎゃあ』
元気いっぱいの産声をあげてこの世に誕生してきてくれた!!
まず最初にかける言葉は
『ありがとう』って思ってた
私の胸元にあずきをのせてくれた。
思わず
『重たっ!』 が初めての言葉になっちゃった!
なんせ3154gもあったし
でもお腹にいたときよりもあずきの人間としての重みを
すごく感じた…
妊娠中から必死で守ってきた。
これからもごりちゃんとあなたを守っていくからね!!
私のもとにやってきてくれて本当にありがとう