陽性疑いとなりました。 | 38度線の北側でのできごと

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38度線の北側の国でのお話を書きます

 本日夕方、自治体のPCRセンターからメールが来ました。

 

 いやー、悔しい。第5波までは逃げ切って来たではないか。逃げ切れなかったか…。未だ寝る前には咳がゴホゴホと出る。そしてのどの違和感。発熱こそないもののずっと続いていた。

 

 明日は病院に行きます。

 

 現場、もとい職場も大混乱の様子でこんなやりとりがあった。

 

「PCR検査の結果陽性疑いとなりました」

「誰が疑ってるのですか」

 

 つまるところ、自治体のPCR検査だけでは陽性とは判断できない。医師の診断があって初めて陽性者と判断され、そこから保健所に報告が行き、色々なことが決まっていく。

 

 誰が疑っている?というのは全く意味不明な問いで、上の前提がわかっていないというのは実に困る。ぼくが第一号の患者ではないのだ。既にここ1か月で数十名の感染者を出しているのである。

 

 油断していたと言わざるを得ない。これまでは数も少なかったし、従業員の自助努力に頼っていたことがよくわかる。職場の消毒に努め、パーテーションを作り、対策は十分にしています。保健所の基準は満たしています。文句は言わせません。よって明日も事業所は開けます。だから勤労者諸君、変わらず出勤せよとだけ言い続けてきたのだ。

 

 そして陽性者が出たという時は社内の然るべくところに報告をせねばならず、陽性者か非陽性者の判断がとっても大事だというのだ。

 

 ぼくに判断はできませんよ。と答えると、何とか判断をという。それは医師の仕事だ。

 

 じゃあ、もう陽性者扱いでいいですよ。それに沿って然るべく対策をすればよいではないですか。明日にならないと報告は出来ないと言って話はようやく終わった。

 

 まるでシン・ゴジラの不毛なやり取りだな。

 

 さて、次は家族への対策。妻は濃厚接触者となってしまう可能性が出てきた。一応、端緒でマスクをして寝たのが功を奏したか、妻の体調に異常は見られない。ねこも相変わらずのんびりと寝ているか、遊ぼうぜと誘ってくる。

 

 ただ、既に発熱から10日間。咳と痰が少し残っているだけなので回復は近いはず。ホテル療養もやむなし。その時はノートPCを持ち込んで、書く仕事をする。スマホでNetflixを楽しむ。妻とねこに会えないのは少し寂しいけれど。