思想に近づくな。 | 38度線の北側でのできごと

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38度線の北側の国でのお話を書きます

 朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国の根幹をなす思想が主体(チュチェ)思想。ある段階まで北朝鮮を追いかけるとこの思想と取っ組み合う必要が出てくるのだが、ぼくは徹底的に逃げている。

 

 朝鮮人がこの思想について語るなら全く問題はない。問題はその周辺にいる日本人なのである。ぼくにはこの思想を信奉する日本人と色々と因縁がある。この思想を研究する団体の人間に、一時期ある媒体で書いていたコラムについて酷評されたことがある。直接ではなく人を介して聞いたのだがその人曰く、全てが軽い。揶揄している。北朝鮮とその指導者をバカにしているなどなど散々な言われよう。

 

 在日朝鮮人に言われるならまだわかる。むしろ、彼らはこの点寛容である。自分たちが立場上書けないこともあってか、ぼくなりのユーモアと軽い筆致に対して理解を示してくれている。

 

 批判を全く許さない姿勢。自分たちの望むもの以外を認めない狭量さ。ユーモアへの無理解と行間の読めなさ。加えて、現政権への批判的な姿勢。いずれも相入れない。

 

 さらに複数の人物や資料から、この思想を信奉する日本人の団体と、拉致問題の関与について疑いがあるとの情報を得ている。  

 

  実はぼくの出身高校の先生が特定失踪者という因縁もある。年齢差もあって直接の面識はないが、北朝鮮の関与の可能性が高いいわゆる1000番台に属している。

 

 思想とその周辺には近づくな。そうぼくは自らに律している。思想が近づいてきたら脱兎のごとく逃げるようにしている。