たくさんのむしのなかにひときわおおきいこおろぎがいました。
あなたはもしや、コオロギのおやだまですか!
みいたんがきくと、
はい!そうです。きょうは大ケストラのこんさあととうじつだというのにと、ためいきをつきました。
みいたんはにっこりわらっていいましな。
みいたんがたすけにきたよと。
そういうと、
もとにもどれ!とみいたんがいうと、むくむくみいたんごおおきくなり、むしかこがこわれ、むしがあふれました。
みいたんはげんきよくまどをあけると、さあ、いって!とさけびました。
みんなむしははねがあるのでいっせいにとびたちます。
みいたんもあわててテクマクマヤコンテクマクマヤコンこおろぎになあれ!といっていっしょにとびたちました。
そのころ、一階でごはんをたべていたはかせは、
まどからたいりょうのむしがでていくのをみて、あ!わしのむしがあ!とさけびとびでようとすると、
せなかのかめむしくんが、
からだをおしつぶして、それえ!とくさいおなりをかけました。