皆さんは、「暗黙の了解」と聞いてどう思われますか?

 

私は、結構厄介だなーっと思ってしまいます。

身近な例で言えば、エスカレーターの右OR左で止まる側、歩く側に分かれていることでしょうか。

鉄道会社としては、安全面から「立ち止まる」が原則なのですが、みんながずんずん登っている側で、「安全のために立ち止まってます!」

…とやれる勇気はありません。

 

これは、どの世界にも起きる問題なのです。

野球好きな方なら、日本シリーズで中日ドラゴンズの山井投手が、バッターに一度もヒットを打たれていない、フォアボールも守備でエラーも出ていない、完全試合目前のあと1回で、落合監督がツルッと抑えの岩瀬投手に交代させ、日本中がざわついたという、球史に残る事件?をご存知でしょう。

プロ野球をエンターテインメントとして見た場合、当然最後まで投げ切る姿を見たいわけですから、まさか「交代」という選択肢など、だれも夢にも思ってなかった状況でした。

しかし、これも「暗黙の了解」であり、勝つために確実な方法を取る、という観点からみると何ら問題はないわけですね。

 

さらにさかのぼると、元巨人の松井秀喜選手が、高校時代に甲子園で「全打席敬遠される」という、これまた高校野球史に残る事件がありました。

 

自分が好きなので野球の例えばかりになってしまいましたが、タレントの独立問題など、「こうするよね」とか「まさかしないよね」といった、いわゆるルールではないけど「何を選択すべきか言わずもがな」みたいなことは往々にしてあります。

 

私は、どちら派にもなれず、いちいち悩んでしまうタイプです。

基本的には「長いものに巻かれろ(そうしたほうが嫌われないし、気楽)」タイプなので、行動としては目立たないほうを選択します。

 

話がそれましたが、何が言いたいかというと、人々はルール化するほどでもない、曖昧な選択肢の前では、「多いほう≒暗黙の了解」となり、ここでも少数派は「叩かれやすい」ということです。

 

結局「多いほう≒強気」となるため、エスカレーターの登る側で立ち止まる人はイライラされ、落合監督は非情采配だと非難され、独立したタレントに至っては干され、事務所寄りの記事を書かれて叩かれるということになります。

 

なんとも、理不尽ではありませんか?別にルールを破っているわけではないのです。

 

まぁこんな感じで、いろいろな場面で見られる「少数派の受難」を考えていきたいと思います。