今から数年前のお話です。
別IDで闘病ブログも書いて
おりましたが、こちらでは
夫くんの闘病と信じられない
夫親の行動について、振り返り
綴っています。

亡夫と同じ部位のガンで現在
闘病中の方もおられますので、
亡夫のガンの種類や
詳しい病状等はできるだけ
控えたいと思います。

ぶどう ぶどう ぶどう ぶどう ぶどう

数年前の初夏のお話です。

夫くんの手術も無事に終わり、
あらためて今後の治療について
主治医から説明がありました。

そこで言われたことは、
今後はずっと抗がん剤を続けて
いくこと、抗がん剤は
効かなくなると薬の種類を
変更して、ずっと治療していくと
いうことでした。

夫くんの場合、かなり進行した
状況でガンが見つかったので、
たとえ手術で切除できても、
目に見えないガン細胞がいつ形に
なって現れるかわからない状態
でした。

主治医からは、
「このまま放置すれば
 確実に暴れるので
 体力が戻ったら1日も早く
 治療を始める」

とも言われました。

わかってはいましたが、
エンドレスな治療になるのは
とても辛い・・

そして、夫くんの体から切除した
ガンを調べたところ、
たちの悪いタイプで、使える
抗がん剤も限られていると
いうことがわかり、さらに
私たちは落ち込みました。

夫親おばけにも私の実家の親にも
主治医からの説明を伝えましたが
夫親おばけ宇宙人は楽観視していました。
まず出た言葉が

宇宙人「手術終わったし、やっと
 旅行いけるわ〜」

だから💢
エンドレスの抗がん剤治療を
せなあかんって言ってる
のに、その返し?

結局いつも自分たちの喜び
楽しみが一番

そして、夫くんの入院する病室
で夫父おばけが言いました。

おばけ「抗がん剤は、お酒飲む人は
 よく効くんやで。
 〇〇(夫)はお酒飲むから
 効くで!」

「どこでそんな根拠もない
 情報を仕入れてきたんですか?」

おばけ「近所の〇〇さんが言うて
  たんや」

「いい加減なこと言わんといて
 ください!」

当時、夫くんの病室は4人部屋で、
同室の方は全員ガン患者さん。
話し声は筒抜けです。

不確かな情報を与えて、
同室の方が不快な思いをされる
可能性もあります。

大きな声で無責任な発言をする
夫親おばけ宇宙人が許せませんでした。

怒り・・
これから、前を向かなければ
ならない時なのに、この感情は
必要ないはず。

夫親おばけ宇宙人にこれ以上心を乱され
たくない。

とにかく夫くんの心が穏やかで
いられるよう私が出来ることを
考えた日でした。

つづきます