兵庫・神戸歴史ウォークに参加しました。

第6回目は、「吉田遺跡とその近辺の史跡を巡る」です。

 

宮内庁管理の王塚古墳から

南方向にウォーキングをして

枝𠮷(えだよし)城跡です。

 

赤松氏の被官で明石郡を中心とした勢力を持っていた

明石氏が枝吉城を築いたと言われています。

 

枝吉城の南には山陽道が走り、

明石と三木を結ぶ

三木街道が通る要衝の地で、

戦略的にも重要であったようです。

 

 

枝𠮷城跡の隣にあるのが

吉田郷土館です。

自由見学です。

 

 

 

1階の歴史資料展示室では、

明石平野出土の弥生式土器などを展示しています。

 

明石川流域の湿地帯が、

豊穣の大地に生まれ変わったのは、

弥生時代になってからだそうです。

 

広大な湿原が黄金の穂波に覆われる

肥沃な耕地となり、

人々は営々とこの地で農耕を営み、

平和な農村のくらしを守り続けてきたそうです。

 

 

 

吉田郷土館から東方向に歩いて

吉田南遺跡です。

 

奈良時代から平安時代にかけての

「明石郡衙(ぐんが)」と推定される建物群や、

弥生時代・古墳時代の竪穴住居が

数多く検出されました。

 

明石平野のほぼ中央を流れる

明石川下流域右岸の沖積平野に位置しています。

 

遺跡の範囲は南北約1km・東西約500mと推定されています。

弥生時代後期に集落の形成が始まり

鎌倉時代まで続いているそうです。

 

小雨が降ったり止んだりの天候でした。

参加者もいつもより少ないです。

西明石付近を歩くことは

今まで一度もありません。

 

明石と言えば、東経135度線の

日本標準時間の都市です。

それより明石は弥生時代から

豊潤な土地に平和な暮らしがある町でした。

 

吉田南遺跡から路線バスで

JR明石駅に移動して

解散になりました。

 

 

JR明石駅のプラットホームから見える

明石城です。

新快速で神戸に帰ります。

 

(Vol.2955)