先日読んだ「グアルディオラのサッカー哲学」 からは、本当にたくさんの共感と教訓がありました。


ミッションやビジョン、そしてアイデンティティがしっかりしてるのは誰もが知る通り。


その他に、ああいうトップアスリート集団でうまくいく理由がこれってのが余計響いた部分があります。

それは突出した才能(個)が集まったから、世界一のクラブなのかと言えばそうではないという事。

確かに才能も強い個性も必要であるけれど、チームスポーツで肝心なのはまずは「全体がある」ということ。


書き出すといくつもいくつもあるのですが、少し抜粋します。


以下。

4大大会を制覇したスペインのテニスプレイヤー、ラファエルナダルがバルサについてこう語る。

「僕はバルサのサッカーが大好きだ。フィールドで選手たちがチームとしてひとつにまとまってる素晴らしさ、そしてフィールド外での振る舞いなど、全てにおいて尊敬に値する。現在、世界ナンバーワンと言われているメッシも謙虚で、チームに貢献する事を第一に考えている。自分を特別な存在と思わず、チームスポーツのあり方を理解することはとても大切だと思う。チームが目標に向かってひとつになり、個人がそのために何をしなければならないかを理解する。強い個性が集まる集団をまとめることは、そう簡単ではない。 ~ チームスポーツで成功するための唯一の鍵は、全員が同じベクトルへ進む事だ」


またグアルディオラは、メッシやシャビやイニエスタなどのような技術レベルが最高級の選手であっても、例えば謙虚さを欠き、チームのことを第一に考えられない選手であれば必要ないのだ。

と言っています。



さもすれば、個人主義が叫ばれる昨今ですが、やはり全体があっての個。

利己主義の先に全体最適はないということを強く思います。

当社でも人数が増えれば増えるほど、それに比例してその事に対する更なる危機感を持たなければならない部分です。


その他、

変化が必要な事、、

教育育成の事、、


改めて本当に勉強になる1冊でした。


何を為すのも人。

サッカーのプロ集団も、野球のプロ集団も、ビジネスのプロ集団も、何も変わりません。

やはり本質や原理原則は同じなのだと。(国というコミュニティでもそうなんでしょう)


強い信念を持って、取り組んでいきたいと思います。