先週の土曜日(7月29日)、お客様がミサワホームで請負契約をされると言うことで、同席の依頼がありました。
私のお客様は全員、私が請負契約に立ち会い、契約内容の確認と建築士法24条の7に対する確認(一般的には、建築における重要事項の説明、不動産売買における重要事項説明とは全く違う説明になります)と契約約款に関する補足説明並びに確約を行います。
この日は、午前中には土地の売買契約、午後から請負契約のスケジュールだったので、午前中の土地売買契約はミサワホームの所有物であったので、立ち会う必要もないと判断し、午後から参加しました。
非常に暑い日でした。
道中の車内の温度計は、38度を指示していました。場所は大阪市の中心部堂島でしたので、事務所のある西宮市とは数度温度に違いがあり、大変暑く感じました。
契約には、担当建築士、担当営業、営業次長、そして今年入社したばかりの新人営業が参加しておりました。
新人営業は、私が参加させるように要請していました。
正しい請負契約を行っていないこの業界で、尚且つ、実践を見ることがまずできない営業マン達に対して、本物を最初に見せることは住宅営業としての成長に大きな差が出てきます。
まず、まだ何も知らない営業マンだからこそ、邪念等もなく、理解することで間違いのない契約手順を学ぶことができます。
しかし、本人が今後、この日学んだことを反復練習できないと間違った安易な方向に進むのは、この業界に限ったことではありません。チャンスを与えてあげたわけですから、後は自分次第であり、上司・先輩達が育てて行くことになります。
重要事項の説明に関しては、建築士の資格を有する者が行わなければなりませんので、今回も有資格者が説明を行っています。担当設計が有資格者なのは、お客様においては、良かったことなのです。
ハウスメーカーには、建築士の資格のない人達が、社内建築士や自称建築士、一般建築士などと名乗って、法律上建築図面を書くことのできない人が間取り図を書いて、お客様と面談しているケースが大変多いです。特に営業マンが図面を書いている場合は、注意が必要です。建築できないあるいは、創意工夫やアイデアのない箱を書いていると場合が多く、専門家が一目見るだけでダメな図面だと判断できてしまいます。
重要事項説明も契約約款も内容を確認するだけで約4時間程度の時間がかかるものです。これよりも少ない時間で終了できる場合は、お客様側が私のような住宅の専門家である以外ありません。
多くのケースは、住宅営業マンが手を抜いているケースです。また、契約約款の内容を熟知していない場合になります。
契約約款の内容は、お客様において大変不利な内容になっています。どの業界でも同じですが、約款の内容は企業側に有利に作成されています。これだけ不利な状況なのですが、それでもあなたは契約しますかと問うているわけです。
その不利な状況をいかにお客様側に有利にさせるか、あるいは、約款上にあるようなトラブルを起こさないようにするためには、何をどのようにすべきなのかを請負契約時に確認し、双方、約束を行うかが大変重要なのです。
今回も午後1時から午後6時前までかかりました。その内容をここに記載することは不可能ですから、契約をされる場合には、事前に私にお聞きになられるか、自分達で約款文章を解析し、沢山の疑問を作り、その解答を業者側に求めることができないと、確実に建築途中に生じるトラブルに対象することは不可能だと言い切れます。
請負契約も無事に終了し、キッチンに関してクッチーナをご覧になられたいというお客様の要望に応えて、本町にあるクッチーナのショールームに同行することにしました。
午後7時に閉店するショールームですが、事前に予約しておけば、入店可能ですし、案内係も用意してもらえます。また、仮に案内係がいなくても私が説明できますので、問題ありません。また、ミサワホーム担当のクッチーナの営業も手配しておくように住宅営業には、その場で指示しました。
クッチーナでは、女性の案内係の方が専属でついてくれました。
契約約款の説明で声が枯れ枯れの状態だった私は、彼女が説明してくれた分、大変助かりました。結構、ベテランだったのは良かったです。
オーダーキッチンなので、金額もそれなりにかかりますが、良い物は良いと判断され、購入できる価格帯であれば、お客様も満足されることでしょう。
見積の約束をして、クッチーナを後にしました。
私は、ここでお客様とお別れし、帰路につきました。
お客様とミサワホームはその後も事務所に戻り、夜の11時頃まで間取りの打ち合わせ等をされたようです。
お客様は、名古屋にお住まいなので、その後御帰宅されたのは、夜中の1時を回っていたそうです。
お疲れ様でした。
お客様は、この日、私の為にお土産をご用意されておられました。
ボトル缶のお茶です。私は、この時期はお茶を沢山飲みますので、大変ありがたいです。
いろいろとお金もかかるわけなのですが、このようなお気遣い頂き、誠に感謝申し上げます。
契約行為は、単なるステップに過ぎません。まだまだ、建築が始まっておりませんので、建築完了まで、今しばらく気を抜くことなく、人生最大級の買い物を楽しんでいただけるようお願い申し上げます。
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