~ つづき ~

〇ジャパンユニーバサル語学学校寮・共同キッチン(夜)

    エミリー「人って気づきが大切なんだと思う。何かぶつかったときって、何かそこに気づきがあるはずなの。そこに気づけるか

 気づけないか、それで人生って変わるんだと思う」
エマ「、、、」
エミリー「エマ。今って気づいていいときなんじゃないの」
      エミリーをじっと見ているエマ。
 
ベイ浜バル・外観(夜)
     お酒を飲んでいる栗林達。
室川「って、感じ」
     肩を落としている栗林。
奥田「でもさ、エミリーが何とかしてくれてるから」
栗林「怒らせた相手と会うって、、、行くのやめようかな」
奥田「何ビビってるんだよ。行っちゃえば楽しいから」
栗林「気まずいだろ」
奥田「俺ら何も悪くないんだぞ、むしろ相手が勝手に怒ってるだけなんだから」
小宮山「俺ら悪くない」
栗林「そうか?」
室川「嫌になったら帰ればいいじゃん。別に彼女ってわけでもないし、キスもしてないし」
栗林「まあな」
室川「せっかく外国人女性を捕まえれたからってことだろ」
栗林「それはある」
室川「ダメだと思ったら次に行けばいいんだよ。同じ場所で立ち止まっても迷うだけだぞ」
栗林「、、、、」
室川「健が他の外国人女性に行きたいときはエミリーから紹介してもらえるように俺から頼むから大丈夫だよ」
栗林「ありがとう」
     室川の携帯が鳴る。携帯を確認する。
室川「お、、、」
    ニヤと笑う。
室川「エマがOKって言ってるらしい」
栗林「マジかよ」
     元気になっている栗林。
奥田「一瞬にして変わったな」
栗林「今連絡送った方がいいか?」
室川「焦るな!まだ」
栗林「まだ?」
室川「今送ったら絶対に立ち位置がエマより下になるぞ。いいか、前日辺りからでも軽い会話のようにラインを送って、当日直接謝って、
 その後思いっきりエマを楽しませれば、、、、その晩抱けるんじゃないか」
栗林「抱ける、、、」
室川「俺はその晩勝負かけるぞ」
     奥田、興奮しながら、
奥田「マジで!どうするんだよ」
室川「聞きたい?」