今日、KーPopの人気アイドルグループSeventeenからジョンハンさんがメンバー初の

兵役に就いた。

私は韓国ドラマを見始めるようになり、初めてこの韓国人男性の「兵役の義務」というものを知った。エンタメ情報では、誰々が入隊、除隊したというニュースがしばしば見られ、人気絶頂の芸能人でも例外なく果たさなければならないということに、驚いたものだ。

 

中でも、ちょうど映画「王の男」や、ドラマ「イルジメ」「犬とオオカミの時間」などですっかりハマっていた歌って踊れる実力派俳優イ・ジュンギさんの入隊に伴い、いろいろ調べることになった。

当時は「芸能兵」という枠があり(2013年に廃止)、主に軍の広報としてイベントに参加する役割を果たしていた。ジュンギさんも国防放送平日の夜2時間のDJを担当していた。

まさか私が韓国国防放送のラジオを毎日聴くことになるとは思ってもみなかった。

国防省のHPなどから日々の食事メニューを手に入れ、ブログなどに上げてくれるファンもいて、今日は何を食べたんだなぁと知ることとなったりした。

最近では、いじめやパワハラ対策もきちんとなされ、期間も短縮されたり勤務時間外の携帯の使用も許可されているようだ。

 

人気絶頂の時期に兵役に就くことは、芸能生命にも影響を及ぼすとあり、最近ではBTSのメンバーの入隊について、大きな話題になっていた。

グループから一人二人と入隊するとなると、全員が除隊するに数年かかる。

それまでのグループを見ていても、兵役の空白期間に新しいアイドルがデビューすることにより、どうしてもファンが離れていき、メンバー全員が無事兵役を終えてカムバックしても、絶頂期のような勢いは薄れ、ファンの年齢層もあがっているように思う。

 

兵役の詳しい説明はしないが、入隊して最初に受ける基礎訓練について、ガス室訓練や

重い荷物を背負い夜通し山道を歩く行軍など、逃げ出したくなるような試練があると知った。ファンはもちろんのこと、ご両親もさぞかし心配し、無事を祈ることだろう。

しかし、10代で芸能界に入った彼らにとって、一般人として兵役に就くということは

まわりの同年代(ほぼ年下にはなるが)と寝食を共にするということが、とてもよい経験になると思う。

芸能活動をしていた時と違って、規則正しい生活、きちんと管理された食事など、新鮮な体験だと思う。たくさん話もして、有意義な時間になればいいなと思う。

 

それに合わせて、これまで私もきつい仕事や嫌な部署に配属になった時も、あの子が

兵役で苦労しているのだから私もがんばろう、と励みになったり、あの子ががんばっている間にこの資格を取ろう、など苦労を乗り越える力をもらってきた。

昨年、日本語教師養成講座を受けたのも、BTSのメンバーが入隊したことと大いに関係があった。

 

ジョンハンさんは、おそらくこれまでに肘や足首の手術を受けたことにより、現役入隊ではなく代替勤務(基礎訓練を受けたあとは公益勤務に就く)をするそうだ。

一般人として貴重な経験を積み、無事に兵役を終えて帰ってきてほしい。

ほとんど母の心情で今日一日を過ごした。

カラットと呼ばれる若いファンの女の子たちも、寂しい気持ちもわかるが、ぜひ推しとともに自分磨きの時間になればいいなと思う。