カイロプラクティック大学で学ぶ!!
そう決心したはいいものの、お金がありません。カイロプラクティックの大学は普通の大学より余程お金がかかります。教科書として使用する医学書もデタラメに高いものです。周りからは諦めろ、無理だ的な意見ばかりでしたが、決めると頑固なので「行動を何も起こさないまま諦めてたまるか」と、再び以前働いていたリラクゼーション店に戻りそれこそ朝から晩まで休みなく数年間働き続け、学費を稼ぎました。
優先的に僕をお客様に入らせ、働かせてくれたここのオーナーがいなければ、とても学費を貯めることは出来なかったと思います。今更ながら本当に感謝です。
ようやく念願叶って入学し、それこそ生まれて初めて死に物狂いで勉強しました。最初の一学期でそれまでの人生でやってきたトータルの勉強量を軽く超えたと思います。(それまで大して勉強してこなかったからなのですが
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その時のモチベーションは「今自分がしている勉強は、将来カイロプラクターとして出会う患者さんのため」というものでした。人って自分のためより、他者のためになると思った時により力を出せるものだとこの時実感しました。
それと同時に在学中も、以前僕が大学に行くことを決めるキッカケとなった院長の下で働かせてもらっていました。しかしそこでまたもや色々と考えることが。。
治療とはすなわち、患者さんが訴えてきた主訴や症状にフォーカスし、それを取り除くために様々な方法を用いて手を尽くすことです。
腰痛なら腰の痛みを取ったり軽減させることにもてる知識と技術を併用して尽力するわけです。急性のギックリ腰とかならわかりやすく、うまいこといけば劇的な改善をもたらします。
しかし世の中には慢性疾患が溢れかえっています。慢性肩こり、慢性腰痛、慢性頭痛といったわかりやすいものから、膠原病やアレルギー、そしてどういうわけかいつまでも治らない様々な不定愁訴に苦しんで、薬を飲み続けている人は沢山いるわけです。
そういった慢性的な症状にただただ治療をしていても、毎週毎週その繰り返しで、楽になるのはその場限りなのです。一週間に二度も三度も永続的に通っている患者さんもおり、段々疑問が大きくなっていきました。
根本的な改善・回復のためには結果である症状ではなく、それを起こし治癒に至らない『原因』を取り除かなければならないのではないか?
人は生命体であって機械ではないのだから、その場楽にすることよりも、その後時間の経過と共に良くなっていくことの方が長い目で見た時、患者さんの利益になるのではないか?と。
そしてそれこそが本来のカイロプラクティックの存在価値なのだと僕は思ったわけです。その場で痛みを改善させる治療をしている先生はたくさんいるし、それはそれで世の中に必要ですし素晴らしいことです。しかし原因を取り除くことを絶対の目的にしている先生はあまりにも少ない。。
ならば俺が!!となっていきました。
カイロプラクティックは身体の自然治癒の妨げとなっている原因(私たちの管理者である脳の延長である神経の圧迫)を脊柱上に見出し、それを取り除く専門職です。そして後は患者さん自身の自然治癒力に任せます。
それは何故か?本当の意味での健康とは決して外からもたらされたり誰かに与えられるものではなく、内から自然と回復されるものだと考えているからです。
これは普通に考えれば当たり前のことで、薬の投与も手術も患者さんに生命力や自然治癒力があるからこそ行うのであって、それがなければ何の意味もないのです。だからこそ自らの能力を最大限に発揮できている最良の状態でいることが何よりも大切なことであり、健康の最初の重要な基盤になるものだからです。健康だけに限らず、何事も基盤なくして達成はあり得ません。
このような感じで優れた治療家になる目標から、純粋にカイロプラクターを目指そうとリラクゼーション業務からスタートして徐々に変遷してきたわけです。そこには同時に自らの職業に対し、正しい形で実践すべきだという職業愛的なものもありました。
そうなると逆に施術内容はシンプルなものになります。様々な形で表れている症状という結果をどうこうして変えるのではなく、原因の修正だけに集中するわけですから。
もちろん理論だけ掲げても意味を成しません。何よりもまずは自分の身体を通して体感しなくてはと思い、身体のケアは脊椎のアジャストだけを受け続けてみました。
その結果、僕は以前悩んでいた肩こりと、そこから派生する頭痛に苦しむこともなければ、うんざりするほどしょっちゅう引いていた風邪すら引かなくなったのです。たまにどこかしら調子が悪くなったとしても回復がとてもスムーズです。薬を飲むわけでも治療を受けるわけでもないのにです!
痛いから、辛いからではなく、健康のケアという目的で僕もカイロプラクティックを今もたまに受けていますが、それは自分のコンディションを最良に保つという意味があります。だからこそ僕自身が10代、20代の頃よりも、30代の今の方がずっと健康なのです。
自分で体感し、それが目指している理想に近くて素晴らしいものとわかったのなら、あとは実践あるのみです。
母、妻、友人、仲間、恩師、そして患者さんという多くの方々に支えられ無事に大学を卒業し、今は純粋に自然療法としてのカイロプラクティックを提供しています。
カイロプラクティックは自然治癒力を最大限に引き出すものですから、対象となる身体の不調というものは世間一般のイメージである腰痛や肩こりばかりではありません。
自然治癒力が最大限機能していれば勝手に治る不調全てに良い効果と結果をもたらすと、今までやってきて確信しています。
もちろんいつもうまくいくとは限りません。自然治癒には時間を必要とするため忍耐も必要になりますし、適切なタイミングでのアジャストも必要になりますから途中で諦めてしまう患者さんもいます。中には健康にはあまりにも劣悪な環境に身を置いている患者さんもいて、難しいことだって当然あります。
しかしそういった厳しいことを含めても、カイロプラクティックには実践するだけの尊い価値があります。それは純粋な本物のカイロプラクティックはカイロプラクターにしか出来ないことだからです。代替が利きません。
これからも縁あって出会った患者さんや、この先出会っていく患者さんに僕が信じている真の意味での健康と、それによってつながっていく幸せにカイロプラクターとして貢献していけるよう精進していきます。